2021年度「教職員を対象とする人権問題学習会」を開催

2021年度「教職員を対象とする人権問題学習会」を開催

10月27日(水)18時より、2021年度「教職員を対象とする人権問題学習会」を開催し、教職員74名が参加しました。
今年度は、「人権としてのプライバシー」をテーマとして、京都大学大学院文学研究科教授の水谷雅彦氏にご講演いただきました。
ご講演では、情報倫理学の研究者という立場から、ご自身の研究や経験をもとに、プライバシー概念の歴史、信頼とプライバシー、信頼の可視化という点からのプライバシー権再考の必要性について、具体例を多く交えながらわかりやすくお話しいただきました。
参加した教職員からは「人間社会の本質を考えるうえで重要な内容であった。是非、もっと水谷先生のお話を聞きたいと思った。」「プライバシーという言葉は簡単なようで、正確に理解するには難しく感じた。個人情報を取り扱う身として、時代によって変化していくプライバシーの取り扱いについて意識して業務に取り組みたい。」「自分が慎重に出した情報であっても、自己のコントロールを超えて、簡単に共有されることがあると考えること・知っておくことが、情報を発信する立場としても、取り扱う立場としても重要だと感じた。」などの声が寄せられ、とても有意義な会となりました。
 
  • 講師の自己紹介の様子
    講師の自己紹介の様子
  • 会場の様子
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