研究内容

どんな時も音楽は人の心と共にあり、人生を豊かにしてきました。社会が激しく変動し、物質的な豊かさの陰で、自然や人間の心の美しさを見失いがちな今こそ、豊かな情操を養う音楽科教育の役割は重要です。音楽により育まれる豊かな感性や創造性、学びに向かう力、音楽を愛好する心情といった資質・能力はこれからの社会を生きる子どもたちの豊かな人間性を育むために必要とされるものです。音楽の本質に触れ、学ぶ楽しさや喜びを知ることを通して、子どもの自己実現につながる教育の在り方について研究を深めていきます。

ゼミ紹介

小学校音楽科教育では、「感性を働かせ他者と協働しながら、音楽を理解し楽しむ力を育成する」ことが求められています。よりよい人間関係の中で豊かな感性を育み、子ども一人一人の学力を高めるためには、どのような学びを創ることが必要か、音楽科の授業づくりを通して考えます。また、音楽のよさや美しさに触れ、仲間と共に協働し音楽活動する楽しさを体験することにより、充実感や達成感を味わい、共感する心や感動する心を育んでいきます。

主な担当授業科目

教育・心理学演習/小学校教育学演習/初等科教育法/教科(音楽)/教職実践演習

経歴・活動歴

経歴

京都教育大学教育学部幼児教育科卒業。京都市立小学校教諭、教頭、京都市教育委員会指導主事・主任指導主事(音楽科)、京都市立北白川小学校校長、京都市立伏見南浜小学校校長、京都市教育委員会生涯学習部首席社会教育主事を歴任し、現在に至る。

活動歴

京都市社会教育委員

主要著書・論文

共著

  • 「教職とは? 第2版 エピソードから見える教師・学校」
  • 「学校管理職合格セミナー2018年6月号」

論文

  • 「音楽科学習指導案の作成について」
  • 「低学年の歌唱指導について」
  • 「歌唱との関連を図った器楽指導の必要性について」
  • 「我が国の伝統・文化のよさを味わう雅楽『越天楽』の鑑賞」
  • 「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた音楽科の授業づくり~歌唱指導を通して~」