研究内容

5世紀頃の世親の『倶舎論』をはじめとするアビダルマ文献を中心に、古代インドの仏教教理について研究しています。最近は、仏教における業思想がどのような課題に基づいて語られてきたのかを明らかにしようとしています。業に関する議論を通して、仏教が人間の苦しみや行いに対してどう向き合っているのかを明確にし、さらに研究を深めたいのです。

主な担当授業科目

仏教文献基礎演習/人間学

所属学会

日本印度学仏教学会

経歴・活動歴

1993年北海道生まれ。2016年大谷大学仏教学科卒業。2018年大谷大学大学院文学研究科仏教学専攻修士課程修了。2024年大谷大学大学院文学研究科仏教学専攻博士後期課程修了。

主要著書・論文

論文

  • 「アビダルマにおける福徳」
  • 「説一切有部における無表理解について」
  • 「『阿毘達磨大毘婆沙論』における三時業」

共著論文

  •  「梵文和訳『阿毘達磨集論』」(5)—(7)(那須良彦先生らとの共著)

関連情報