研究内容

親鸞の教えに生きた明治期の仏教者、清沢満之の思想について研究を進めています。清沢は宗教について、有限・無限という言葉で一貫して思索を進めていきますが、その思索の根底に、親鸞思想の他力への深い洞察(聞思)を窺うことができます。その中で、特に清沢が意識していた課題の一つと思われる「真仏弟子」が、現在の研究テーマです。一人一人全く違う人間にとって、本願はどのようにして信じられ、他者に教え伝わっていくのか、ということを課題として取り組んでおります。

主な担当授業科目

人間学/真宗学特殊演習/仏教文献基礎演習/真宗学特殊講義

所属学会

真宗連合学会/真宗教学学会/日本宗教学会/日本印度学仏教学会

経歴・活動歴

1992年山形県生まれ。2016年に金沢大学人間社会学域学校教育学類社会科教育専修卒業。2018年に大谷大学大学院文学研究科真宗学専攻修士課程修了。2021年に同博士後期課程修了。

主要著書・論文

論文

  • 「清沢満之の有限無限論の基本的視座—真宗学の思想的意義として—」
  • 「清沢満之と『大経』」
  • 「清沢満之の求道—『大経』の仏道として—」
  • 「清沢満之における救済の証明—『有限無限録』を中心として—」

関連情報