研究内容

日本の律令制下における、地方支配制度の特質と展開過程について、主に財政制度に着目して研究を進めてきました。特に、地方において設置された財源である様々な官稲を対象に、奈良時代から平安時代初期(8世紀~9世紀)の地方行政組織における官稲の位置づけや、活用のあり方について、検討を深めてきました。今後は国司制度についても分析を深め、地方支配の観点から、日本の律令国家の特質を解明していきたいと考えています。

主な担当授業科目

歴史学基礎演習

所属学会

大阪歴史学会/古代学協会/続日本紀研究会/日本史研究会/日本歴史学会/洛北史学会

経歴・活動歴

経歴

1989年広島県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。2022年大谷大学任期制助教。

活動歴

大阪歴史学会企画委員/続日本紀研究会例会(大阪歴史学会古代史部会)運営委員/日本史研究会研究委員 

主要著書・論文

論文

  • 「律令制下の「土毛」調達について」
  • 「新任国司への給粮と律令地方財政」
  • 「救急料の展開と用途」
  • 「公廨稲制度の展開と国司」
  • 「賦役令貢献物条の特質と機能」

関連情報