研究内容

私たちは一生を通じて、さまざまなひとや物事と出会います。ときには、ある出会いがきっかけとなって、世界の見え方が一変してしまうこともあります。そのような出会いは、好ましかろうとなかろうと、私たちの人生にとって重大な「出来事」です。それでは、この「出来事」とは一体何なのでしょうか。そもそも、私たちはどのように世界を見ているのでしょうか。私はこうした問題関心から、ジル・ドゥルーズという二十世紀フランスの哲学者に着目して研究活動を行っています。

主な担当授業科目

フランス哲学文献を読む/英米哲学文献を読む

所属学会

日仏哲学会/日本哲学会/社会芸術学会

経歴・活動歴

1990年沖縄県生まれ。2021年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。2022年より大谷大学文学部任期制助教、現在に至る。

主要著書・論文

著書

『ドゥルーズ=ガタリと私たち:言語表現と生成変化の哲学』(水声社、2023年) 

論文

  • 「『意味の論理学』における動詞と時間:ドゥルーズにおけるギヨーム言語論の受容について」
  • 「出来事は必ずや実現される:『意味の論理学』におけるcontre-effectuation概念再考」
  • 「『千のプラトー』における言語学受容について」
  • 「共生、あるいはすれ違うこと:ドゥルーズの『襞——ライプニッツとバロック』を手がかりにした考察」

関連情報