研究内容

日本と韓国における妖怪や怪談など怪異文化の視覚表象を比較研究しています。単なる伝承の比較にとどまらず、韓国現代史における社会情勢の変化やメディアの変遷が、妖怪・幽霊のイメージにどのような影響を与えたのかを考察しています。さらに、妖怪文化や妖怪コンテンツが現代の地域資源として再解釈される点にも注目し、フィールドワークを通じてその変容を明らかにすることを目指しています。

主な担当授業科目

コミュニティデザイン演習/プロジェクト研究入門/メディア社会学

所属学会

説話伝承学会/アジア民間説話学会/カルチュラルスタディーズ学会/日本児童文学学会

経歴・活動歴

1976年、韓国の全羅北道全州生まれ。韓国弘益大学美術学部ビジュアルデザイン科卒業。
京都精華大学芸術研究科ビジュアルデザイン専攻博士前期課程修了。
京都大学大学院文学研究科現代文化学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。
京都大学文学部非常勤講師、平安女学院大学国際観光学部の助教・准教授を経て、2026年4月に大谷大学社会学部着任。

主要著書・論文

単著

  • 『韓国の「鬼」—ドッケビの視覚表象』(京都大学学術出版会、2015年)
  • 『한국의 도깨비—도깨비를 통해 본 한국의 시각문화(韓国のドッケビ−ドッケビから見た韓国の視覚文化)』(高麗大学出版文化院、2020年)

翻訳

  •  『江戸怪談傑選』(ソミョン出版、2025年)

共著

  • 『進化する妖怪文化研究』(せりか書房、2017年)
  • 『俗化する宗教表象と明治時代—縁起、絵伝、怪異』(三弥井書店、2018年)
  • 『怪異・妖怪とは何か』 怪異・妖怪学コレクション1(河出書房新社、2025年)

論文

  • 「韓国の「ドッケビ」の視覚イメージの定着過程—1960~80年代、日本のオニとの比較を手がかりに—」
  • 「韓国の「鬼神」イメージ研究—日本の歌舞伎における幽霊表現の影響を中心に—」
  • 「韓国の妖怪「ドッケビ」の世代別認識調査」
  • 「1990년대 이후 한국 아동 출판에 나타난 도깨비 시각 표상의 변화—일본 오니 유사성 비교와 그 극복 다양화 과정 분석」
  • 「1980年代の韓国のテレビドラマにおける女性表象-テレビドラマ『伝説の故郷』に描かれた女性鬼神を手がかりに」
  • 「妖怪コンテンツツーリズムにおける参加型文化の再考—京都一条妖怪ストリートの事例分析を中心に—」