研究内容

ジェンダーやセクシュアリティといったタームは多義的で意味の分かりにくい用語であり、その曖昧さが議論の混乱を招いていることも少なくありません。そこで、これらの概念の定義に立ち戻って精査し、ジェンダー/セクシュアリティ研究の理論的枠組みを再構築するという作業を進めてきました。その際の手がかりとして、S・フロイトの精神分析に注目しています。

ゼミ紹介

ゼミでは、現代社会における不平等や序列の形成メカニズムを広く検討します。ジェンダーや人種をはじめとするさまざまな事例を手がかりに、社会的な違いがどのように「自然」なものとして理解されていくのかを考えます。文献講読や発表、討論を通して、自らの問題意識を育みながら論理的に考える力を養うことを目標とします。

主な担当授業科目

社会学演習/ジェンダーと社会/現代社会基礎/社会学入門

所属学会

日本社会学会/関西社会学会/日仏社会学会/社会文化学会/日本ドイツ学会/日本ジェンダー学会/日本社会学史学会など

経歴・活動歴

 京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。
日本学術振興会特別研究員(DC・PD)、長崎総合科学大学共通教育部門専任講師を経て、大谷大学社会学部着任。

主要著書・論文

単著

  • 『ポスト構造主義フェミニズムとは何だったのか』(2025)(京都大学学術出版会)

論文

  • 「セックスはジェンダーの基盤なのか—セックス(性差)基盤論とセックス(性別)基盤論の混同を解く」『社会文化研究』28(2026)
  • 「精神分析における抑圧概念の再検討—NichtwollenとNichtkönnenの問題系」『ドイツ研究』59(2025)
  • 「S・フロイトの精神分析における外傷理論の再検討」『ソシオロジ』68(3)(2024)