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2004年度冬季企画展

2004年度冬季企画展
「京都を学ぶ-谷邊橘南の書のこころ」

 大谷大学博物館では、毎年12月に「京都を学ぶ」と題して、京都に関わる様々な展示を行っています。
本年は、京都で活躍した仮名書家・谷邊橘南の作品を展示し、「谷邊橘南の書のこころ」を味わっていただこうと思います。
谷邊橘南は、1905(明治38)年に広島県に生まれ、1920(大正9)年に京都へ移住し、以降、京都を創作活動の拠点とした書家です。その書風において、仮名書きに徹し、自ら詠った歌を、自ら制作した料紙に書くという独自のスタイルを築きあげました。この間、関西書道展仮名最高賞や日本美術展覧会(旧日展)特選など多くの賞に輝きました。また橘書道会を設立し後進の指導にも努めました。
 この度、縁あって、ご遺族のご意向により選りすぐりの作品が本館に寄贈されました。本展覧会では、それらの内から優品20点余を展示します。作品を通して、仮名書家・谷邊橘南の創意結実の一端を感じていただければ幸いに思います。

主な展示作品

屏風作品
「原生林」(1957 日展出品)、「紙漉の歌」(1965 日展出品)

額作品
「雲海」(1958 日展出品)、「山の温泉」(1972 日展出品)

帖作品
『古今和歌集』(1932 第2回関西書道展 仮名最高賞)
『貫之集』(臨書:1934 第3回東方書道展 臨書最高賞)

条幅作品
「山峡の秋」(1961)、「潮騒」(1972)等

会期 2004年12月7日(火)~12月25日(土)
休館日 日曜日・月曜日、国民の祝日
開館時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
会場 大谷大学博物館(大谷大学響流館1F内)
観覧料 200円(一般・大学生)100円(小中高生)
  ※本館には駐車場がありませんので、
ご来館に際しましては公共交通機関をご利用下さい。

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