海外研修プログラム報告

2023年度 語学研修
【カナダ文化研究・実践英語(トンプソン・リヴァーズ大学短期英語研修)】

CONTENTS

概要

日程 2024年2月18日(日)~3月13日(水)25日間
参加数  35名(引率2名)
 主な研修地
  • トンプソン・リヴァーズ大学(カムループス)にて語学研修(20日間)
  • バンクーバーにて文化研修(2日間)
  • その他
    語学研修として小学校と保育所を訪問。
    文化研修として、ドリームキャッチャー工作や、カーリング、アイス・ホッケー観戦を体験。

研修報告

集合写真
集合写真

今回で6回目となるカナダでの英語研修には、総勢35名の学生が参加しました。週1回の事前授業を後期に受講した上で、2月18日に日本を出発し、ブリティッシュ・コロンビア州カムループスのトンプソン・リヴァーズ大学で3週間の英語研修を受けた後、バンクーバーに2泊し、3月13日に関西に帰着するプログラムとなりました。 学生たちは全員ホームステイをし、ホストファミリーとお互いの文化や習慣について日々さまざまな話をしたり、一緒に遊びに出かけたり、誕生日パーティーに招いてもらったりと、家族の一員として過ごしました。 トンプソン・リヴァーズ大学の授業は、主にLanguage Studies, Canadian Studies, Intercultural Competency Workshopで構成されています。グループワークやプレゼンを通して、カナダの文化・歴史・社会について自ら考え発信する中で英語力を高める、体系的カリキュラムが組まれていました。

訪問研修
訪問研修

研修では現地の小学校を訪問し、かるたや福笑い、折り紙といった日本の伝統的な遊びや、ボードゲームなどを通してカナダの小学生に日本の文化を教えました。訪問に先立ち、学生たちは事前講座で、小学生に興味を持って取り組んでもらえるようアイディアを出し、分かりやすく伝える方法を話し合いながら、練習を重ねてプランを練り上げていきました。本番では学生たちは良き先生として堂々とプレゼンし、授業は大いに盛り上がりました。

ドリームキャッチャー
ドリームキャッチャー

プログラムでは、トンプソン・リヴァーズ大学で日本語を学ぶ大学生や、ペルーからの留学生と交流したり、ドリームキャッチャーの制作を通して先住民族の文化に触れたり、フードバンクでのボランティアを通じてSDGsを考えるなど体験的学びを得ることができ、アイス・ホッケーの試合観戦やカーリング体験など、カナダならではのウィンタースポーツを楽しむ機会も設けられました。

最後の2日間はバンクーバーに滞在し、スタンリーパークで先住民族の文化に触れたり、ギャスタウンなど活気溢れる街を探索したり、キャピラノ吊り橋で雄大な自然に感嘆したりと、それぞれのグループで週末を楽しみました。
カナダの多文化社会を体験して視野を広げ、英語の環境に学ぶ中で日に日にスキルが高まっていくのを実感し、英語の間違いを恐れず勇気をもって行動することで、カナダに暮らし学ぶ人々と友情を築くことができた自分に自信を持った学生たちは、この研修で確実に成長していました。
 
【三浦誉史加(イギリス文化)】