海外研修プログラム報告

2019語学研修【中国文化事情・実践中国語1(淡江大学短期中国語研修)】

概要

日程 2019年8月4日(日)~8月24日(土)21日間
参加数 13名(引率1名)
主な研修地 淡江大学にて語学研修、その他(九份、平渓鉄道、台北市内)

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研修報告

授業風景

2019年度の中国語学研修は台湾の淡江大学に行きました。期間は8月4日〜24日の3週間で、淡江大学到着後、すぐに入寮手続きとキャンパス案内がありました。寮は男女で別の階となっており、各部屋3〜4名ずつに分かれます。三食ついて朝は軽食、昼と夜は野菜たっぷりのバイキング形式で、栄養面でも安心です。初日は夕食をとった後はまたすぐに生活必需品を買いに出掛けました。

翌日は朝からクラス分け試験と面談が行われました。学生達は日本の試験問題や面談とは異なる方式に戸惑いつつも一所懸命に取り組みました。午後には開学式とクラス分け発表があり、本学から参加した学生13名はそれぞれのクラスへと散らばりました。

校外学習

中国語の授業はレベル別になっており、自身の能力に近い学生が集まるクラスで受講します。各クラスは10名程度で、先生は一切日本語を話しません。授業の内容はリスニングとスピーキングが中心で、耳と口を使って頭に叩き込む方式ですので、集中力が要求されます。朝9時から途中休憩を挟みながら午前中みっちりと行われました。
 
午後も中国語や中華文化(中国コマ・水墨画・京劇臉譜・中国結び等)の授業があります。文化の授業は2クラス合同の約20名程度で行われます。これらの授業も全て中国語で進められますので、耳も口も、そして眼も手も使う目まぐるしい体験型授業です。

食事風景

この夏、淡江大学へ集まった海外からの留学生は118名おり、日本以外にフランス・フィリピン・スペイン・韓国などからも来ていました。国籍も年齢もバラバラですが、本学の学生だけで固まらないよう、色々な所から台湾へ集まったクラスメートと行動をともにするよう配慮されていますので、自然と新しい友達ができます。

各クラスをまとめるのは厳選されたbuddyたちです。buddyとは、淡江大学が選抜した優秀な学生で、各クラスに配置するアシスタントのことです。buddyたちは、全員流暢な英語が話せて、さらに日本語や韓国語のできる人もいました。彼らはたくさんの工夫をこらして留学生たちを楽しませ励まし、親身になって相談に乗り、同じ寮に泊まり込んで24時間体制で学生を支えてくれました。

また週に1度は校外学習もあり、buddyと一緒に市内中心部や郊外へ観光に出掛けます。学生はbuddyとも仲良くなり、新しい友だちもできて、大満足の3週間を送ることができました。研修を終えた学生たちからは「これほど有意義な夏休みを過ごせたのは生まれて初めて」「素晴らしい青春をありがとう」という声が上がっていました。

【浦山あゆみ(中国語・中国文学)】