海外研修プログラム報告

2009語学研修【イギリス文化研究・実践英語(キール大学短期英語研修)】

概要

日程 2009年8月10日(月)~9月3日(木)
参加数 11名(引率者2名)
研修内容 ●キール大学にて語学研修(19日間)
●ロンドンにて文化研修(4日間)

そのほか、文化研修としてストラットフォード・アポン・エイヴォン、リヴァプール、
チェスター、オックスフォードを来訪し、エマ・ブリッジウォーター陶器工場、
農場見学などを行った。

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研修報告

今年度の英国短期英語研修は、昨年度と同様、イングランド中部のキール大学において、大東文化大学(参加者16名)と合同で行なわれました。学生たちは、夏とは思えない涼しい気候や習慣の違いに戸惑いながらも、緑豊かで広大なキャンパスで、のびのびと充実した生活を送ることができたのではないかと思います。

研修は、歓迎会とキャンパス・ツアーから始まり、プレイスメント・テストにより学生たちは2つのクラスに分かれました。授業は英会話の授業の他にプロジェクトと呼ばれる授業が行われました。これは、2・3人のチームに分かれて、例えば「イギリスの音楽」とか「イギリスのファッション」といったテーマを決め、30人を目標にインタビューを行い、調査した結果をまとめて最後に発表するというものです。最終日のプレゼンテーションには大勢の人が見に来られ、学生たちは英語で説明したり質問に答えるなど、短い間に随分成長した姿を見せてくれました。

プレゼンテーションの様子                              キール大学での修了式


小旅行では、ビートルズを生んだリヴァプールやウェールズとの国境に近いチェスー、シェイクスピアの生誕地ストラットフォード、大学の町オックスフォードを訪ねました。どの地もイギリスの歴史と伝統を感じさせる趣のある場所ばかりでした。キール大学の周辺は、陶磁器の製造で有名な地域であり、陶器工場を見学した際、学生たちは絵付けに挑戦しました。また、牛250頭を飼育し、小麦と大麦を栽培している農場を見学して、イギリスならではの風景にも触れることができました。

学生たちは滞在期間の半分をホームステイ、半分を大学寮で過ごしましたが、ホームステイでは家族として暖かく迎えられ、すっかり打ち解けた様子でした。修了式は、ホストファミリーも列席する中で盛大に行われ、学生たちは、お世話になったキール大学のスタッフやホストファミリーの皆さんへの感謝の気持ちを込めて、全員で歌を披露し思い出深いものとなりました。キール大学での研修を終えた後は、ロンドンでの観光や買物を満喫して帰途につきました。

今回は新型インフルエンザの流行で実施が危ぶまれた時期もありましたが、研修を通して明るくたくましくなっていく学生たちの姿を目にすると、これからもこの研修が継続されていくこと、そして、より多くの学生が参加してくれることを願わずにはいられません。
【村瀬順子(専門/英文学・英米文化)】