研究内容

近代の東アジア地域、とくに日本と中国を研究のフィールドとして、メディア・技術と、社会のなかの言語との関係の総合的な理解に関心をもっています。
近現代日本における外国語として中国語の受容のしかた、それを通して表れてきた日本の中国語・中国認識を研究してきました。これからは、グローバルな中国語の流通や、中国語の教育・学習をめぐるイデオロギーの問題と思想的な問題、及び漢字圏の多言語社会を研究課題として取り組みたいと思います。

主な担当授業科目

越境するアジアの文化/表現文化演習

所属学会

日本メディア学会/European Association for Japanese Studies/Japanese Studies Association of Australia/東アジア文化交渉学会/中国社会文化学会

経歴・活動歴

1995年中国青島生まれ。2024年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程終了、博士(教育学)。日本学術振興会特別研究員DC1、国際日本文化研究センター特別共同利用研究員を経て、2024年に大谷大学国際学部任期制助教に着任。

主要著書・論文

論文

  • 「〈声〉の中国語受容の文化史研究—もう一つの教養語をもとめた近代日本」
  • 「NHKラジオ・テレビ「中国語講座」の戦後史—日中国交正常化前の語学学習と中国認識」
  • 「日本放送協会「支那語講座」のメディア史(1931-1941):他者の言語はいかに想像されたか」
  • 「中国通外交官・岩村成允(1876~1943)の情報活動—中国語の使用という視点から」

関連情報