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2013年度新着一覧

2014/02/28【学生生活サポート】

2013年度 第2回テイク懇談会を開催

本学では、身体に障がいのある学生に対し、ノートテイク(筆記通訳)等の各種サポートを実施しています。参加者同士の親睦を深め、よりよいテイクのあり方を考えるために「テイク懇談会」を各学期ごとに開催し、テイクに関わる学生が交流を深めています。

本年度第2回目となるテイク懇談会を2014年2月3日(月)に開催し、テイカー9名、利用者4名、職員4名の合計17名が参加しました。

参加者自己紹介のあと、テイカーに関わる自主的な活動の報告が利用者学生よりありました。2013年度は、数名のテイカーと利用者が「自分たちができること」を積極的に探し、学生支援課・教務課と連携しながら新しいことにもチャレンジした一年でした。4月のオリエンテーション期間中(入学式、若葉祭等)における新規テイカー募集活動、12月にはテイク技術向上とテイクに関わる学生の交流をめざした「テイカースキルアップ講座」開催、そして1月末には、「テイクのマニュアル(動画)を作りたい」という思いのもと、本学教員が模擬授業を実施するなかでのテイク風景をビデオ撮影しました。このビデオ撮影の様子を報告しながら、撮影した映像を参加者で観賞しました。出演もした利用者学生は、「本年度の反省点を活かし、次年度以降も引き続き自主的な活動を行いたい」と宣言しました。
一緒に出演した他の学生も、自分が映っているのが少し恥ずかしそうな、でも達成感に満ちた清々しい表情をしていました。

ビデオ映像を背景に、テイクに関わる活動の報告

ビデオ映像を背景に、テイクに関わる活動の報告

参加者は、「ノートテイク(聴覚障害)」「板書テイク(肢体不自由)」「パソコン板書テイク(視覚障害)」の制度ごとに3グループにわかれ、各制度に関わるテイカーと利用者が同じグループとなって和やかに意見交換しました。
各グループにおいて、当該制度の特徴を勘案しつつ、iPadの画面に指で文字を書いたり、専用ペンを用いてみたり、無線キーボードで入力してみたりと、いろいろなテイクを試していました。iPadを用いたテイクの可能性については、「2012年度第2回テイク懇談会」以降、テーマのひとつとしています。iPadに触れる機会を重ねて、「iPadを利用したテイク」も現実味を帯びてきました。

「ノートテイク」のグループは、ノートテイカーが二人体制であることから「メインのテイカーとサブ(メモをとるなどの補佐係)各々の役割分担」について検討しました。
「板書テイク」のグループでは、主にテイカーが困った事例について、テイカー・利用者双方の立場より自由に意見を述べ合いました。
「パソコン板書テイク」のグループにおいては、テイク制度が学生全体に十分に知られていないことから、テイクに関心をもってもらうにはどうすればよいか、利用者と一緒に知恵を絞っていました。

グループワークの様子

  • ノートテイクのグループ
  • 板書テイクのグループ

ノートテイクのグループ
板書テイクのグループ

パソコン板書テイクのグループ

パソコン板書テイクのグループ

その後、各グループ代表がこれらのグループワークの様子を発表しあい、相互理解を深めました。

今後も学生の皆さんと教職員で力をあわせ、よりよいテイクのあり方を検討していきます。

障がいのある学生がよりよい大学生活を送ることができるよう、今後もテイカーの存在はとても大切です。新規テイカーは随時募集をしています。この記事を読んで少しでもテイクに関心を持った方は、大谷大学教務課・学生支援課窓口までお越しください。

【本学へ入学予定のみなさんへ】
新入生歓迎行事である若葉祭が4月5日に開催されます。若葉祭では、テイクが体験できるコーナーもあります。「テイクってなに?」とこれまで全く知らなかった方も、ぜひ若葉祭でテイク体験などをしてみたらいかがでしょうか?

【学生支援課/教務課】

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