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2012年度新着一覧

2013/02/15【学生生活サポート】

2012年度 第2回テイク懇談会を開催

本学では、身体に障がいのある学生に対し、ノートテイク(筆記通訳)等の各種サポートを実施しています。テイカーは本学のボランティア学生であり、自分の時間割の空き時間を活用して、利用者のサポートにあたります。二人ペアのノートテイカーが同席するのを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。授業で真剣にテイクしたあとは利用者と談笑し、ときには利用者から手話を教えてもらう姿も見受けられます。
本学ではよりよいテイクのあり方を考えるため「テイク懇談会」を各学期ごとに開催し、テイクに関わる学生が交流を深めています。本年度第2回目となるテイク懇談会を2013年2月1日(金)に開催しました。
今回はサポートを受ける利用者も多く参加しました。

今回は新たな試みとして、筆記以外でもノートテイクができるかどうかを、グループにわかれてワークショップ形式で考えました。iPad(「筆談パッド」、「UPAD Lite」等のアプリ)、無線キーボード、ノートパソコン等を会場に用意し、参加者は早速あれこれと試していました。iPadで会話しつつ画面と無線キーボードの位置を変えてみたり、ノートパソコンで「パソコンテイク」を試したり…初めて触れるものでもじきに慣れ、和やかな雰囲気のなか進められました。

  • iPadを用いて 「手書きとキーボード、どちらが便利かな」
  • 和やかにグループワークを行っている様子

iPadを用いて 「手書きとキーボード、どちらが便利かな」 
音声読み上げソフトの紹介
 「こうやってテイク内容を自習に用います」

次に、各グループの代表者がグループワークのまとめを発表しあいました。
後期テイクを振り返って、テイカーも利用者も楽しく過ごすことができたという感想が寄せられるとともに、「テイカーがペアとスムーズに連携するため、事前打合せをしたい」等の前向きな意見が出ました。新たなテイクのあり方について、iPadを使用した参加者より「手書きは手軽に書けるので、ノートテイクでは補助的にメモを取るのに向いている。」、「キーボードは入力できる情報量が多いためテイクに使えるのではないか。」との意見がありました。また、過去にパソコンテイクを試みたことのある学生より、「キーボード操作に慣れたら筆記よりもスピードアップでき、腕の負担も少ないのでは」という所感がありました。

  • グループワークの発表 パソコンテイク中の学生も
  • 卒業予定のテイカーの挨拶(手話も用いて)

グループワークの発表
卒業予定のテイカーの挨拶 手話を交えて

最後に、3月で卒業予定のテイカーより「テイクを始めて、人の為になにかをすることの大切さややり甲斐を感じた。」「この経験を今後の進路(就職・進学)に活かしていきます。」といった感想・抱負が語られました。そして4年間テイクを利用した社会学科第4学年の寺西さんは「高校までは読唇で授業を受けてきた。大学ではテイクがあったおかげで情報量の多い講義もわかりやすく、楽しく受けることができた」とテイカーへの感謝の気持ちを述べていました。

いろいろなテイクのあり方を検討する第一歩として、大変有意義な懇談会となりました。今後も学生の皆さんと教職員で力をあわせ、よりよいテイクのあり方を検討していきます。

障がいのある学生がよりよい大学生活を送ることができよう、今後もテイカーの存在はとても大切になります。
来年度もオリエンテーション期間中には、「障がい学生サポーター募集説明会」で、本学が実施する障がい学生サポートについて説明を行いますので、関心のある方はまずこちらにご参加ください。また、4月中旬と9月下旬には「テイカー募集説明会」を開催します。
今後は、iPad等を用いた筆記以外のテイク方法の導入も検討していく予定です。この記事を読んで少しでもテイクに関心を持った方は、説明会に気軽にご参加ください。
日程等の詳細は、掲示や学生情報提供システム等でお知らせします。
【学生支援課/教務課】

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