真宗学専攻
2011/12/05
2011/10/31
2011/10/26
2011/10/21
2011/07/22
教育研究目的
真宗思考の偉大な成果を体系的に研究し、世界的展望のもとで学問的にその意義を問う。
修士課程
仏教の永い伝統と現代諸思想との関連のなかで、世界的な展望をもって「浄土真宗」の真実を広く深く明らかにする。
真宗学は本学の存立にかかわる専攻分野です。人間が真に帰すべき指針が切実に求められている今日、親鸞が顕らかにした「浄土真宗」を、求道的関心をもって考究しようとする真宗学の意義はとても深いものがあります。
修士課程での学びは、親鸞の根本著作『教行信証』の思想と信仰を体系的に解明することを具体的内容としていますが、それはその思想的伝統の上に了解されねばなりません。すなわち、世尊の根本教説である『大無量寿経』を淵源とする浄土仏教の祖師の教学の思想研究は、浄土真宗の本質を考究する上で不可欠です。さらに浄土真宗を瑞々しく復活させた蓮如、あるいは近代に真宗を再興した本学の初代学長・清沢満之をはじめとする、近代の真宗理解についての研究も欠くことはできません。
仏教の永い伝統および現代の諸思想との関連のなかで、世界的な展望をもって「浄土真宗」の真実を広く深く明らかにする、そこに本専攻の大きな意義があります。
博士後期課程
自立した研究者としての資質を高めていくと同時に、学外の様々な学会の会員として実のある研究成果を積極的に発表していく。
博士後期課程では、修士課程での成果を踏まえて、自ら選択した研究テーマをより深く追究します。それぞれのゼミでの各自の研究発表と検討を軸にしますが、これに加え、各ゼミを超えて相互研鑽をする合同ゼミも開講されています。ここでは、各自の課題研究の発表と学生の相互の討議により、研究の内実を深めていきます。さらに、響流館の完成により、他専攻の学生との学問的対話や海外からの留学生との交流が活発になり、自らの研究の幅を広げることがより一層可能になりました。
また、本課程の専攻生は、その多くは真宗総合研究所プロジェクトの補助員として研究活動にかかわる一方、学外の様々な学会の会員として実のある研究成果を積極的に発表していくことが求められます。こうした研究活動を通じ、自立した研究者としての資質を高めていくと同時に、教員による適切な指導を受けつつ博士論文の作成に取り組みます。
基礎科目
| 授業科目 | 授業テーマ |
| 仏教の思想 | 現代に生きる我々にとって仏教とは何か-大谷大学における学び- |
| 真宗学基礎研究(文献研究)1 | 漢訳〈無量寿経〉の研究 |
| 真宗学基礎研究(文献研究)2 |
主要科目
| 授業科目 | 授業テーマ |
| 真宗学特殊研究I(講義)1 | 真宗大綱 |
| 真宗学特殊研究I(講義)2 | |
| 真宗学特殊研究I(講義)3 | 『浄土論註』に学ぶ |
| 真宗学特殊研究I(講義)4 | |
| 真宗学特殊研究I(講義)5 | 清沢満之論 |
| 真宗学特殊研究I(講義)6 | 清沢満之論2 |
| 真宗学特殊研究II(文献研究)1 | 「散善義」に学ぶ |
| 真宗学特殊研究II(文献研究)2 | |
| 真宗学特殊研究III(演習)1a 修 | 『教行信証』信巻の研究 |
| 真宗学特殊研究III(演習)1b 修 | |
| 真宗学特殊研究III(演習)2a 修 | 『教行信証』の研究 |
| 真宗学特殊研究III(演習)2b 修 | |
| 真宗学特殊研究III(演習)3a 修 | 『教行信証』「信巻」の研究 |
| 真宗学特殊研究III(演習)3b 修 | |
| 真宗学特殊研究III(演習)4a 修 | 『教行信証』の研究 |
| 真宗学特殊研究III(演習)4b 修 | |
| 真宗学特殊研究III(演習)1a 博 | 『教行信証』信巻の研究 |
| 真宗学特殊研究III(演習)1b 博 | |
| 真宗学特殊研究III(演習)2a 博 | 『教行信証』の研究 |
| 真宗学特殊研究III(演習)2b 博 | |
| 真宗学特殊研究III(演習)3a 博 | 『教行信証』「証巻」の研究 |
| 真宗学特殊研究III(演習)3b 博 | 『教行信証』「証巻」「真仏土巻」の研究 |
最近の修士論文題目(抜粋)
●本願力回向 -信心の背景としての「大還相」-
●願生浄土 -出離の縁無き者に開示される浄土-
●行信の仏道 -「行巻」を中心として-
●本願の名号 -正定聚に住す-
●親鸞の悲歎述懐
●選択本願の念仏
●願生の仏道 -凡夫に実現する眷属無量の境界-
●現生正定聚 -『浄土論註』に学ぶ信の内実-
●願生浄土 -『浄土論註』の研究-
●親鸞における善知識の意義 -「化身土巻」を中心に-
●唯除の機 -法に背くものの自覚-
●大乗の仏道の開顕 -本願成就を通して-
●親鸞における生死出ずべき道 -横超断四流釈を中心として-
●値遇と聞思に開かれる仏道 -聞思莫遅慮」-
●親鸞の人間観 -機法二種の深信を通して-
●称名破満 -親鸞における行の研究-
●既而有悲願の意義 -方便化土の課題-
●親鸞の「二河譬」観 -「既に此の道有り」-
●現生正定聚 -「現生」の明示-
最近の課程博士論文題目(抜粋)
●願生道 -親鸞における「果遂の誓」の意義-
●本願念仏の宣揚 -浄土教形成過程における道綽の意義-
●親鸞における「信」の研究 -その思想的背景と特質-
●末法仏教の成立 -親鸞における時機の自覚と無戒の仏道の開顕-
●願生浄土 -真に人間存在を養育する「場」の獲得-
●悲願の構造 -親鸞における「真実」と「方便」-
●親鸞における「誓願一仏乗」の研究
●近代親鸞教学における現生正定聚論 -清沢満之における現在安住の背景と内実-
●願心の回向成就 -真実信に開かれる生-
●大乗の至極 -二種廻向の仏道-



