真宗学専攻
2010/07/28
2010/07/12
2010/07/08
2010/07/02
2010/06/30
教育研究目的
親鸞の根本著作である『教行信証』の読解を中心に据え、その教学思想を研究し、自己自身の求道的関心を通して、広い視野をもって人間の諸問題を探究する人物の育成をめざす。
修士課程
仏教の永い伝統と現代諸思想との関連のなかで、 世界的な展望をもって「浄土真宗」の真実を 広く深く明らかにする。
真宗学は本学の存立にかかわる専攻分野です。人間が真に帰すべき指針が切実に求められている今日、親鸞が顕らかにした「浄土真宗」を、求道的関心をもって考究しようとする真宗学の意義はとても深いものがあります。
修士課程での学びは、親鸞の根本著作『教行信証』の思想と信仰を体系的に解明することを具体的内容としていますが、それはその思想的伝統の上に了解されねばなりません。すなわち、世尊の根本教説である『大無量寿経』を淵源とする浄土仏教の祖師の教学の思想研究は、浄土真宗の本質を考究する上で不可欠です。さらに浄土真宗を瑞々しく復活させた蓮如、あるいは近代に真宗を再興した本学の初代学長・清沢満之をはじめとする、近代の真宗理解についての研究も欠くことはできません。
仏教の永い伝統および現代の諸思想との関連のなかで、世界的な展望をもって「浄土真宗」の真実を広く深く明らかにする、そこに本専攻の大きな意義があります。
博士後期課程
自立した研究者としての資質を高めていくと同時に、 学外の様々な学会の会員として実のある研究成果を 積極的に発表していく。
博士後期課程では、修士課程での成果を踏まえて、自ら選択した研究テーマをより深く追究します。それぞれのゼミでの各自の研究発表と検討を軸にしますが、これに加え、各ゼミを超えて相互研鑽をする合同ゼミも開講されています。ここでは、各自の課題研究の発表と学生の相互の討議により、研究の内実を深めていきます。さらに、響流館の完成により、他専攻の学生との学問的対話や海外からの留学生との交流が活発になり、自らの研究の幅を広げることがより一層可能になりました。
また、本課程の専攻生は、その多くは真宗総合研究所プロジェクトの補助員として研究活動にかかわる一方、学外の様々な学会の会員として実のある研究成果を積極的に発表していくことが求められます。こうした研究活動を通じ、自立した研究者としての資質を高めていくと同時に、教員による適切な指導を受けつつ博士論文の作成に取り組みます。
最近の修士論文題目(抜粋)
妙用の浄土—鈴木大拙の真宗観—
誓願一仏乗 —仏仏相念の無上涅槃道—
願生浄土—念仏に開かれる仏道—
獲信の存在—「真の仏弟子」を通して—
清沢満之の精神主義—その内観主義の背景—
自然法爾—義無きを義とす—
現生正定聚
願生浄土—他力の開顕—
宗教体験における言説表現の意義—清沢満之の思想を通して—
難治の機—「信巻」における『涅槃経』引用の意趣—
現生正定聚—必ず大涅槃を超証す—
金剛の真心
真の報仏土
阿闍世の救い—逆謗闡提を恵まんと欲す—
二種回向—仏道を成り立たせる根源—
親鸞の救済観
真実信心—名号に開かれる信心—
親鸞の信疑論
救われたる阿闍世の心から見えるもの —『涅槃経』「梵行品」を中心として—
他力の念仏—如来回向の行—
真実信—大悲の顕現—
真の報仏土—存在の立脚地としての浄土—
選択本願の行信
最近の課程博士論文題目(抜粋)
末法仏教の成立—親鸞における時機の自覚と無戒の仏道の開顕—
親鸞における「信」の研究—その思想的背景と特質—
親鸞の浄土観—仏土開顕の思想的課題—
近代親鸞教学における現生正定聚論—清沢満之における現在安住の背景と内実—
親鸞における「誓願一仏乗」の研究
悲願の構造—親鸞における「真実」と「方便」—
願生浄土—真に人間存在を養育する「場」の獲得—
大乗の至極—二種廻向の仏道—
願心の回向成就—真実信に開かれる生—





