Features 学科の特徴

  • 1学年25名の少人数制教育。多様な経歴の学生と出あうチャンス

    POINT01

    一人ひとりの顔が見える充実した教育環境を提供。また、「死生観を学びたい」という現役看護師や定年退職した元会社員、日本で仏教を学びたいと考える外国人留学生など、さまざまな経歴や個性をもつ仲間と机を並べて学ぶことができます。

  • インド、中国、日本など、さまざまな地域の専門の仏教研究者が在籍

    POINT02

    インド、中国、日本など、さまざまな地域の専門の仏教研究者が在籍。地域ごとに釈尊の教えがどのように定着してきたのかなど、独自の成り立ちについてくわしく学べるほか、サンスクリット語や古典チベット語など古典語学にもふれられます。

  • 社会人になってからも役立つ読解力や表現力が身につく

    POINT03

    漢文やサンスクリット語、チベット語、日本語で書かれた仏教関連の文献を読みこみ、要約文の作成や討論を行います。「読んで」「聞いて」「書いて」「話す」を徹底し、読解力や表現力を修得していくのがねらいです。

仏教学科で出会う問い

こんなテーマの問いを追求できます!

説法は聞き手によってかわる?
仏教で何が変わるの?
私たちはどう生きるべきか?

こんな人に学んでほしい

  • 仏教の人間観から生き方のヒントを得たい人
  • 社会問題を仏教の視点から考えたい人
  • 世界の仏教の変遷を学びたい人 

コース紹介

  • 現代仏教コース

    私たちのあり方が根底から揺さぶられるような経験にこそ仏教徒としての歩みの出発点があり、仏教学という学問の出発点があります。戦争・環境問題・人権問題など現代社会の諸問題を眺め、苦悩の現場の声を聞くことから始め、問うべき問題を発見し、釈尊の問いの意味を学んでみましょう。

  • 仏教思想コース

    釈尊は何を問い、何を明らかにしようとしたのでしょうか。古代インドから日本に至るまで、さまざまに伝承されてきた古典の書物をじっくり読み解くことを大事にして、釈尊の問いについて基礎から学んでみましょう。初期仏教から大乗仏教に至るまで、仏教の思想史を学びます。

カリキュラム

  • 1年次

    仏教学を研究する術を演習で修得

    「演習I」と「仏教文献基礎演習」を中心に、研究方法の修得をめざします。「人間学」では、現代と仏教というテーマの中で、混沌とした現代をどのように生きればよいのかということや、仏教精神に基づく建学の理念などを学びます。また、仏教学科では第1学年からサンスクリット文法など、仏教学を学ぶうえで必須の語学を学ぶことができます。

  • 2年次

    仏教学の基本を学び、卒業論文の作成を見据える

    「大乗仏教入門」や「インド・中国・日本仏教思想論」などの講義の授業を中心に、仏教学の基本を学びます。基本的な専門用語を理解し、さまざまな授業で仏教に対する理解を進め、卒業論文作成に備えます。教職課程や図書館司書、博物館学芸員などの資格を取得する人は、他学科の授業を受講することも可能で幅広い学びを展開します。

  • 3年次

    参考文献の探し方や扱い方を修得

    第3学年の学びは、卒業論文の作成にあたり演習クラスでのゼミ発表が中心となります。指導教員と相談しながらテーマを決定し、図書館や研究室での参考文献の探し方や使い方、資料作成の方法を修得します。ゼミ発表では自分の考えをしっかりと伝えることを学び、質疑応答を通して社会で必要とされるコミュニケーション能力を高めます。

  • 4年次

    卒業論文の発表会を実施し、学びの集大成を披露

    学びの集大成となる卒業論文を作成するため、指導教員と相談しながら研究テーマを決定します。テーマに関連する資料・文献を図書館や研究室で探し、指導教員や助教といった先生方のサポートを受けつつ、試行錯誤を繰り返しながら卒業論文をまとめます。仏教学科では、卒業論文の発表会が毎年開催されており、そこで成果を発表します。

[学科専門科目 66単位以上/共通基礎科目 22単位以上/現代総合科目 12単位以上]

授業ピックアップ

現代仏教論

現代という時代に対する疑問や違和感を考察する

現代仏教論
現代仏教論

授業の前半では、「インド独立の父」と呼ばれるM. K. ガーンディーの著作を通して、近現代の特徴について考察します。後半ではそれを土台に、近現代に起こったさまざまな「新仏教」の特徴について批判的に考察していきます。

学生Voice

深い歴史のある仏教を現代にどう生かす?

仏教の視点から現代社会について思索できる授業です。物心両面で距離を感じる現代人が多いけれど、実は身近な行事や習慣に根づいている仏教をどう活用し盛り上げるか。仲間の意見にも発見があります。

  • 文学部 仏教学科 第3学年 浅井 優太さん