哲学専攻
2010/07/28
2010/07/12
2010/07/08
2010/07/02
2010/06/30
教育研究目的
「人間とは何か」といった根本的問題を東西の思想的伝統を踏まえつつ考究し、現代の多様な価値観に由来する人間の諸問題に対処しうる人物の育成をめざす。
修士課程
人間とは何かを探究する哲学コースと 人間形成の問題を原理的に解く教育学コースを設置。
本専攻には哲学コースと教育学コースを設置しています。哲学コースは、哲学・倫理学・宗教学の諸分野を含み、「人間とは何か」という根本的な問いをめぐって探究を進めます。教育学コースは、人間本質の根本問題である人間形成の問題を原理的に解くことをめざします。
まず「哲学基礎研究」において、哲学・教育学の基本的概念を哲学史や教育史、さらにプラトン、デカルト、ロック、カント、ハイデッガー、ボルノウ、デューイらの著作を通して学びます。さらに、それを土台に各自の関心について、「哲学特殊研究Ⅰ」(講義)、「哲学特殊研究Ⅱ」(文献研究)のなかで指導を受けます。また、「哲学特殊研究Ⅲ」(演習)では、研究発表を通して自らの研究を一層深めることになります。
以上の主要科目以外にも、「哲学研究」「倫理学研究」「宗教学研究」「教育学研究」といった関連科目や、海外からその分野における指導的な研究者を招いての「大学院特別セミナー」を開講しています。
博士後期課程
文献を精読し、これを基礎として徹底的に思索し、厳密な論証を展開することで、修士課程で達成した研究の地平をさらに拡大、深化させていく。
修士課程で達成した研究の地平をさらに拡大し、深化させることが博士後期課程の課題です。そのためには、文献を精読し、これを基礎として徹底的に思索し、厳密な論証を展開することが必要となります。
したがって、文献読解力を高めるためにも文献研究の授業だけでなく、ギリシア語・ラテン語の勉強、自主的な読書会などで積極的に学ぶことが求められます。
さらに、国外・国内の研究動向を知るためにも、各種の学会や「大学院特別セミナー」(例えば2007年から2008年にかけては、マールブルク大学のゲルハルト M.マルティン博士を客員教授として招聘しました)に積極的に参加し、それを自らの研究に生かすことです。「課程博士」論文を提出して、課程博士の学位を取得するためには、大学院研究紀要』論文以外にもう二本の論文が必要となるので、指導教員から十分な指導を受けながら、学会誌等での論文発表をめざして研究を進めます。本専攻には哲学コースと教育学コースを設置しています。
最近の修士論文題目(抜粋)
ニーチェの「力への意志」について
アウグスティヌスにおける意志の自由と恩寵
規則遵守論と私的言語論
西谷啓治におけるニヒリズムの克服としての空の立場
P.ティリッヒの懐疑
柳宗悦における<民藝>概念—見出された美—
近代日本の体罰論
マルティン・ブーバー『我と汝』に現れる関係の世界
「根本的経験論」における実在の認識について
ヴィトゲンシュタイン『哲学探求』における「言語ゲーム」概念について
脳死の再定義とその合意を求めて
フォイエルバッハにおける「類」としての人間と宗教
清末中国における新教育制度の形成過程と日本
即興と真理—中期ニーチェ思想の一展開—
ティリッヒの『生きる勇気』における宗教論
ハイデガー『存在と時間』における時間性について
レヴィナスにおける<言うこと>—責任としての主体性—
フンボルトにおける言語と精神の関係について
シモーヌ・ヴェイユにおける隣人愛について
鈴木大拙の霊性概念
過去の実在について—ベルクソン『物質と記憶』研究—
ジェイムズにおける宗教的救済の意味
最近の課程博士論文題目(抜粋)
初期ハイデガー研究—前提問題をめぐって—
「キリシタン世紀」における日本人の宗教的心性
—キリシタンと一向宗徒の信仰をめぐって—
キェルケゴールにおける信仰と理性—宗教の公共性に関する研究—
戦後初期教育思想としての「経験」—人間形成論としての上田薫の社会科教育—
スピノザの宗教哲学におけるコーナートゥスの概念





