2021/02/20【学術研究】
真宗総合研究所一般研究加来班公開シンポジウム
東アジアの近代化における仏教と西洋哲学の影響関係 —中・朝・日の思想家たちの証言—
開催概要
大谷大学真宗総合研究所一般研究加来班では、「東アジアの近代化における仏教と西洋哲学の影響関係の解明と国際的連携体制の構築」を課題とした研究を行っています。
この度、「東アジアの近代化における仏教と西洋哲学の影響関係」をテーマとした公開シンポジウムを以下の日時にて開催いたします。
是非ご参加ください。
※今回のシンポジウムは新型コロナウイルスへの対応として、オンライン開催といたします。
【真宗総合研究所】
聴講無料
公開シンポジウム概要
日 時 | 2021年2月20日(土)9:50~18:00 |
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開催方法 | zoomによるオンライン開催 |
テーマ | 「東アジアの近代化における仏教と西洋哲学の影響関係 —中・朝・日の思想家たちの証言—」 今回のシンポジウムでは、中国から三名、台湾から一名、日本から三名の研究者 が登壇する。その中で取り上げられるのは、中国語・朝鮮語・日本語というそれ ぞれの言説空間において、西洋哲学と仏教の影響関係の直中を生きた思想家たち の証言である。これらの思想家たちに共通する課題は、近代という暴力的とすら 言っていいほどの力を持つ思潮を、仏教をはじめとする東洋の思想を手がかりに して、主体的に受けとめる土壌となる言説空間の創出にあった。 |
参加費 | 無料 |
申 込 | 以下のメールアドレスにご連絡ください。 seab0220■gmail.com ※■を@に変えてお送りください ※締切 2021年2月19日(金) ※シンポジウム参加のURLは、開催日が近づいてまいりましたらメールにて ご案内いたします |
プログラム
9:50‐10:00 開会式 10:00‐10:40 林鎮国(台湾・政治大学) 「逆向きの教相判釈—牟宗三哲学再考—」 10:40‐11:20 李海涛(中国・山東大学) 「韓龍雲の『仏教維新論』とその近代意識」 11:30‐12:10 川邉雄大(日本・日本文化大学) 「幕末明治期における真宗僧とキリスト教・東洋学・西洋哲学 —松本白華を例として—」 13:30‐14:10 長谷川琢哉(日本・東洋大学) 「東アジアにおける井上円了の影響関係について」 14:10‐14:50 龔隽(中国・広州中山大学) 「鈴木大拙と近代東アジアにおける大乗論述の確立—英訳版 『大乗起信論』(1900年)・『大乗仏教綱要』(英文1907年)を 例として」 15:00‐15:40 浦井聡(日本・大谷大学) 「浄土が〈ある〉ことをめぐって──田辺元と武内義範を手がかりに──」 15:40‐16:20 廖欽彬(中国・広州中山大学) 「仏教とニヒリズム——阿部正雄を中心に」 16:30-17:50 綜合討議 17:50-18:00 閉会式 司会:加来雄之(大谷大学教授) |