2017/11/21【人権センター】
2017年度「教職員を対象とする人権問題学習会」を開催
10月25日(水)、2017年度「教職員を対象とする人権問題学習会」を開催し、教員、職員102名が参加しました。
今年度は、「パワーハラスメント」「アカデミックハラスメント」をテーマとして、コミュニケーション研修、キャリア研修などの講師としてフリーで活躍される安発早代子先生をお招きし、「働きやすい職場づくりに向けて——パワハラ・アカハラ防止研修」のタイトルのもとに主に講義形式での学習会となりました。
テキストをもとに先生の実体験や具体的な事例を挙げながら、指導とハラスメントの違いについて講義をしていただきました。講義では自らや周囲のパワハラ度についてチェックシートを用いて参加者同士で話し合う時間もあり、より自分事として学ぶことができました。質疑応答では、教職員の日頃の疑問点に丁寧にお答えいただきました。
参加者のアンケートには、「なんとなく理解していることではあったが、今回資料としてまとめられた上で丁寧な説明や大学で実際にあった事例を提示してもらえたことでさらに理解ができた」「個人単位でのストレスが組織内でのパワハラやアカハラにつながるように思ったので、各々が余裕をもって働くことが防止策になると感じた」「相手の立場に立って発言・行動することの大切さについて改めて考える良い機会となった」など、関心の高さを窺い知ることができるような声もあり、各教職員自身が日頃のあり方を見つめ直す機会となりました。
また、「組織の体質は作られていくものだと思うので、このような地道な取り組みを続けることで成果が出ると思う」「教職員全員参加に近い形でこのような学習会をさらに行うべき」といった意見もあり、とても有意義な学習会となりました。