2015/04/10
本学が「京都教区での春休み☆福島の子どもたちのホームステイ」に協力
本学の設置母体である真宗大谷派(東本願寺)の京都教区と福島県二本松市の同朋幼稚園の共催で、本学湖西キャンパスを会場に開催(3/28~4/4)されました。
今回で4年目となるこの保養企画は、夏休みや春休みを利用して東日本大震災による原発事故の影響で現在もなお制限された生活が続く子どもたちを被曝から守るとともに、ご家族のストレス緩和を目的に取り組まれており、今回は41名の参加者に本学湖西キャンパスセミナーハウスをご利用いただきました。
期間中は、朝夕の勤行以外はほぼ自由に時間を使ってもらうプログラムとなっており、子どもたちは本学学生も参加する保育ボランティアと一緒に屋内・屋外で元気に遊んだり、4月1日には「福島の方との懇談会-福島の今-」というテーマの研修交流会が開かれ、以下のような報告が行われました。
研修交流会に集まった聴講者の皆さまは、まだまだ厳しい状況が続く福島における生活実態を真剣に傾聴しておられました。
【総務課/企画課】
参加者からのコメント/抜粋
●「福島のことを忘れずにいてくださることが嬉しく、恩返しはできませんが、今いる所で力強く生き ていこうと思っています」 ●「震災から4年。だんだん震災前の生活に戻っている中で、まだ子供の外遊びや食事に気を使う のが現実です。この保養では、普段の生活の中では経験させられないことが出来たり、出会い があることが魅力です」 ●「福島では食べ物に気を使い、外出にも気を使って過ごしているので、こちらでは安心して過ご せました。母親として後悔はしたくないので、保養や食べ物の取り扱いなど、出来る限りのことを 子どもにしてあげたいです」 ●「おかげさまで、孫たちも朝から晩まで十分に遊ぶことができ、日ごろのストレスも解消できたと 思います。本当にありがとうございました」 |