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人文情報学科 Tablet×Education 特設ページ

人文情報学科では「iPad」に代表されるタブレット型情報端末による新しいIT利用環境の到来を予測し、本学科の教育・研究プログラムを刷新させるために、2011年度より人文情報学科の第1学年から第4学年までの全学生にiPadを配布し、新たな教育プログラムを構築していく取り組みを行っています。

人文情報学科 2015年度 iPad活用実施報告

正課授業での取り組み 2016年6月、文部科学省は2020年から小学校での「プログラミング教育の必修化」を発表しました。ICT社会における生産性のさらなる向上に向け、またグローバル社会における日本の寄与度を高めるためにも、プログラミング力は大学教育において学部を問わず重要である教養技術であり、一層の取り組み強化が求められています。
人文情報学科では先進的に2011年度よりiPadを導入しプログラミング教育の向上に努めてきましたが、2015年度はiPadと他のツールとの協働利用による活用を一段と強化しました。
この活動の一つとして「iPadを使ったバルセロナからの遠隔教育(eラーニング)」の実施について報告します。

iPadを使ったバルセロナからの遠隔教育(eラーニング)の実施

1:iPadによる動画撮影
2:FaceTimeによる遠隔授業

日本とは7時間時差があるスペインのバルセロナは朝、日本は午後の時間帯において3つの授業(デジタル人文学概論、情報産業論、ネットワーク論)を実施しました。具体的には、事前にiPadで録画した動画映像をYouTubeにアップしておき、授業ではこのURLを掲載したMoodleにアクセスするという方法です。90分間授業を全てリアルタイムで実施することは、バロセロナ側の状況により何らかの問題が発生する可能性が考えられます。そのため、10分程度のYouTube動画を事前に複数準備しておき、リアルタイムでは授業の最初と最後だけ日西間のFaceTimeによる通信時間を設けました。
ティーチングアシスタントの学生による協力を得て実施した3つの授業のいずれも学生には概ね好評であり、十分な準備によりICTを使うことで海外からでも授業を行なえることを実証しました。

≫ iPadを使ったバルセロナからの遠隔教育(eラーニング)の実施 詳細はこちら

関連情報

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人文情報学科 2014年度 iPad活用実施報告

正課授業での取り組み 2014年度、人文情報学科でのiPad利用はかなり定着してきました。一般的にもiPadの普及が拡大しており、多くの企業や家庭で利用されています。このようなiPadの一般化、およびLINEやFacebookなどのSNSの普及を背景として、学生にはますます情報リテラシーにおける高度な能力が求められています。この能力を養うためには、学生が大学の教育リソースへいつでもどこからでもアクセスできるようにすることがその方策の一つと考え、キャンパス外からも安全な方法で大学のサーバへアクセスする手段を実現しました。その手始めとして、次に紹介するMoodleサイトへのアクセスによる授業を開始しました。人文情報学科では、今後も場所や時間などから来る制約をできるだけ排除した学修機会の提供を進めてゆきます。詳細は以下の資料を参照してください。

1:iPadを使ったMoodleの利用

大谷大学では初めて2014年度後期から、人文情報学科の人文情報学演習Ⅰ、人文情報学演習Ⅱ、情報産業論、ネットワーク論の各々の科目において、Moodleを使った講義を開始しました。Moodleとは、教室での利用や家庭でのe-Learning学習を可能とする総合学習システムであり、既に多くの大学で教育効果が証明されています。例えば、情報産業論の講義では、教員が予め授業で使うスライドをPDFにて、このサイトにアップしており、学生は予習が可能となりました。具体的には、学生は家庭からiPadを使いインターネットを経由して情報産業論サイトにアクセスします。このサイトからスライドをダウンロードし、これをiPadのGoodReaderアプリに保存します。これで、試験対策にもバッチリ役立ちます。また、毎回の授業では理解度を深めるためにQuizもこのサイトを利用して実施しました。さらに、中間試験でも教室でiPadを使ってアクセスし回答する方法を取りました。従来の試験ではどこが正解で、どこが間違ったかを学生は知ることはあまりありませんでしたが、この方法であれば、試験終了後に即、何点とれ、またどの問題が誤答であり、その正解も分かるので、学生からはとても好評を得ました。今後もiPadを使ったMoodleアクセスによる授業を進めてゆきます。

Moodleサイトのスクリーンショット

授業・演習・ゼミの一例 人文情報学演習Ⅰ、人文情報学演習Ⅱ、情報産業論、ネットワーク論

「プログラミング演習」マークダウン記法の練習プログラムのスクリーンショット

2:iPadを使った電子書籍の配布

「人文情報学テキスト処理論」の授業では、プレゼンを予めPDFでiPadに配布し講義に集中できるようにしています。また出席と授業のまとめや問題の回答を投稿するWebアプリを教員が自作するなどiPadを活用した積極的な取組みを行っています。
また、「プログラミング演習」の授業では、テキストを電子書籍でiPadにダウンロードして使っています。学生も、板書や教員が示した正解のプログラムを写真に撮っています。さらに、教員の授業をサポートする情報アシスタントは、学生指導にiPadを使って効率的な指導を実現しています。これらはiPadがあればこその効果であり、教育の現場においてiPadがiPhoneやパソコンよりも適したデバイスである一例と言えます。

「プログラミング演習」テキスト(電子書籍)のスクリーンショット

授業・演習・ゼミの一例 人文情報学テキスト処理論、プログラミング演習

ePub「京都ラーメン紀行」表紙イメージ

3:iPadで閲覧する電子書籍の自作

「デジタルコンテンツ論」の授業では、教員が学生にiPadを使った電子書籍の作製方法を示した後、学生にオリジナル作品を作る課題を出しています。短編小説、ペットや観光地などの写真アルバム、エッセイやイラスト絵本など楽しい作品が多く提出されています。
これらの作品は、iPadのiBooksアプリを使って保存・共有して閲覧できるので、いつでも好きなときに友人や家族にも楽しく読んでもらうことができます。

授業・演習・ゼミの一例 デジタルコンテンツ論

課外活動 3Dゲームアプリを制作する 人文情報学科ではICTを効果的かつ自然な形で学修に活用することを目指して、博物館での展示鑑賞支援と学習支援を可能とした博物館ガイドシステムを2011年に構築しましたが、今般、このシステムを拡張して、博物館ガイドのためのiPadアプリを開発しました。これは、ゲームエンジンUnityを用いて3Dビューアを開発したものであり、「大谷大学の赤レンガの学舎」尋源館をテーマとした3D映像のゲームを楽しむことができます。また、今後は学生の3Dゲーム制作の教材としても活用することを目指しています。

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人文情報学科 2012年度 iPad活用実施報告

iPadを授業や演習でどう活用するか? 人文情報学科に入学すると、学生全員にiPadが配布されます(追加費用なし)。iPadを使って、どんな授業、演習やゼミが行われているか紹介します。なお、配布したiPadは自宅に持ち帰ってもらうので、家ではゲーム、動画、ソーシャルメディア(SNS)などを楽しむことができます。

1:講義のノートを読む

多くの授業では、先生が説明するスライドや黒板の文言などが電子ファイルで配布されます。それをiPadにダウンロードして手元で見ることができます。板書を書き写すことが不要なので、先生の話に集中できます。

授業・演習・ゼミの一例 人文情報学演習I、他多数

iPadでメモをとるイメージ

2:メモをとる

iPadには電子的にメモを書き込めるアプリがあります。ダウンロードした授業の電子ファイルにノートを追記したり、メモを貼り付けられるアプリもあります。内蔵カメラで黒板を写して保存することもできます。

授業・演習・ゼミの一例 情報社会の権利と法律、他多数

iPadでプレゼンを作成するイメージ

3:プレゼンを作成する

2年生の演習ではプレゼンを企画し作成し発表会を行います。

授業・演習・ゼミの一例 人文情報学演習II

博物館ガイドのiPad用アプリ使用イメージ

4:博物館ガイドを作成する

大学博物館の音声ガイドをiPadに作りこむ演習があります。博物館の見学者に使用してもらいます。

授業・演習・ゼミの一例 人文情報学特殊演習7・8

5:プログラムを書く

アプリケーション・プログラミングを学習して、技術を習得します。

授業・演習・ゼミの一例 プログラミング演習

6:電子書籍を作る

授業で使う資料を電子書籍にする講義があります。卒業制作で200ページ超の電子書籍を作り上げた学生がいました。

授業・演習・ゼミの一例 マルチメディア論/プログラミング演習/人文情報学演習IV-7

7:文化財を映像化する

パノラマムービーなどを活用して作品を制作します。

授業・演習・ゼミの一例 文化財の映像化

8:データベースを作る

料理レシピや野球・フットサル監督用データをまとめてiPadに載せた卒業制作例があります。

授業・演習・ゼミの一例 人文情報学演習IV-4

9:宿題を提出する

課題レポートを電子的に提出できます。

授業・演習・ゼミの一例 人文情報学演習I

iPadを使って授業中の小クイズに答えるイメージ

10:授業中の小クイズに答える

随時、講義の復習クイズが出せるので理解が深まります。

授業・演習・ゼミの一例マルチメディア論など

iPadを使って出席を登録するイメージ

11:出席を登録する

出席記録が正確になります。登校習慣がつきます。

授業・演習・ゼミの一例 人文情報学特殊講義3「プロジェクトマネジメント」、他多数

12:チャットで質問や討論する

人数の少ない授業やゼミでは、他の人が発表中でも質問や意見をチャット(ツイッターなど)で発信しています。

授業・演習・ゼミの一例 人文情報学演習IV-7など

13:遠隔授業を受ける

海外などからの講義をテレビ電話機能で受講することもあります。

授業・演習・ゼミの一例 人文情報学演習IV-5

iPadでチベット文字を表示させるイメージ

14:チベット文字を読む

大谷大学が開発したチベット文字機能で、チベット文字やチベット仏教を学習します。

授業・演習・ゼミの一例 人文情報学特殊演習1

正課授業での取り組み 2012年度、人文情報学科の正課授業のうち39科目でiPadを使った取り組みが行われました。出席管理、教科書や資料の配布・参照の他、プレゼンテーション、ディスカッション、グループウェアを利用した情報共有、電子書籍作成、卒業制作(コンテンツ制作、アプリ制作)などにもiPadが活用されました。
これらの取り組みにより、「資料・論文を電子化しiPadに取り込むことにより、iPadへの親和性が高まった」、「学生同士、教員と学生間でのコミュニケーションが活発になった」、「学生の授業への集中力が高まった」、「出席管理の合理化がはかれた」などの成果が報告されています。詳細は、以下の資料を参照してください。
注)実施科目数集計において、人文情報学演習III,IV-ab等複数学期の場合は延べ4科目とした(2012年度合計39科目)

学会発表報告 2011年度に引き続き2012年度においても、人文情報学科の教員は、“Tablet×Education”の取り組みに関する発表を積極的に行いました。学会では、大学関係者をはじめとした多くの参加者と活発な意見交換を行いました。
各発表の概要と資料は、以下を参照してください。

地域連携 人文情報学科の松川ゼミでは、昨年に引き続き “Tablet×Education”の一環として「iPad博物館ガイドシステム」の開発を進めています。今年度は、一部の内容は学会でも発表されました。
「iPad博物館ガイドシステム」の開発についての詳細は、以下の資料を参照してください。

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人文情報学科 2011年度 iPad活用実施報告

正課授業での取り組み 2011年度前期、人文情報学科の正課授業のうち23科目でiPadを使った取り組みが行われました。出席管理、教科書や資料の配布・参照といった利用の他、プレゼンテーション、ディスカッション、卒業制作(コンテンツ制作、アプリ制作)などにもiPadが活用されました。これらの取り組みにより、「学生同士、教員と学生間でのコミュニケーションが活発になった」、「学生の授業への主体的参加度が向上した」、「研究テーマの幅が広がった」などの成果が報告されています。詳細は、以下の資料を参照してください。

学会発表報告 人文情報学科の教員は、“Tablet×Education”の取り組みに関する発表を学会等で積極的に行いました。
文教セミナー(三谷商事株式会社 主催)では、「iPad2を活用した大谷大学デジタルキャンパス構築とeラーニング」と題して、iPadを利用した教育実践を行うための具体的な環境整備事例などが発表され、他大学・企業との情報交換が活発になされました。
第12回モバイル研究会では「iPad導入前後の学生の意識調査」をテーマに、学生へのアンケート結果から判明した実際の利用状況や、現状の問題点についても報告されました。
また、平成23年度教育改革ICT戦略大会においては「iPadによるプレゼンテーションスキルの養成」をテーマに発表され、iPad導入による教育効果等が報告されました。
詳細は、以下の各資料を参照してください。

課外活動/地域連携 “Tablet×Education”の一環として、課外活動や地域連携のなかでもさまざまな取り組みを行いました。
例えば、「iPad博物館ガイドシステム」を中学生に体験・評価をしてもらいシステム開発に活かす、といった試みがなされました。
大谷大学博物館 2010年度冬季企画展より運用が開始された「iPad博物館ガイドシステム」は、人文情報学科の松川ゼミにおいて2007年に実証実験が行われて以降研究が続けられてきた「音声ガイドシステム」を基に、iPadの特徴を活かしたガイドシステムに発展させたものです。このコンテンツは大谷大学博物館の展観において、今後も継続してiPadに搭載するべく開発が進められる予定です。
詳細は、以下の各資料を参照してください。

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未来は変わる、未来は創る

なぜ今iPadなのか? iPadの登場は、世界中で大きな反響を巻き起こしています。
なぜこれほどまでに人々に大きな影響を与えているのでしょうか。それは、iPadには、久しぶりに、人間とコンピュータの距離を大きく縮める予感と、IT社会を根底から変えてしまう可能性を感じさせる「何か」があるからです。
そして、その「何か」が多くの人をワクワクさせる今はたった一つの製品ですが、今後数年で、これに類するデバイスは急速に浸透していき、IT社会はその構造から大きく変貌していく事でしょう。
人文情報学科では、学生の皆さんが次世代IT社会の最前線をいち早く日常に組み込み、未来を見据えた学習と研究に励んでもらうため、全員への配布を決定したのです。

水と油の歩み寄り 人々の生活に大きな恩恵と影響を与えながら進歩し続ける情報技術(IT)。この中心を担うコンピュータは0と1で全てを動かすデジタルの世界、かたや人間は数字で表す事のできないアナログの世界、水と油ともいえるこの両者。IT社会の進歩はこのコンピュータの、人間への歩み寄りの歴史でもあります。
IT社会を大きく前進させた、いくつかの歴史を挙げてみましょう。

1:OS・オペレーティングシステムの登場

技術者が効率的にコンピュータに命令を入力できるようになる。

OS登場前のコンピュータ OS登場後のコンピュータ

2:PC・パーソナルコンピュータの登場

大型かつ非常に高価だった汎用コンピュータが、個人でも入手できる価格とサイズになり、本格的な普及が始まる。

大型の汎用コンピュータ パーソナルコンピュータ

3:GUI・グラフィカルユーザーインターフェイスの登場

テキスト入力中心だった汎用コンピュータの操作が、ポインティングデバイスとグラフィックによって、視覚的、直感的操作が可能になり、多くの人が利用可能になる。爆発的な普及の始まり。

キャラクターユーザインターフェイス グラフィカルユーザインターフェイス

4:デスクトップからノートブックへ。

小型化と軽量化が進み、持ち運びも可能なため個人用汎用コンピュータはノート型が主流になる。

デスクトップパソコン ノートブック

これらの歴史はコンピュータが、いかに万人にとって使いこなすのが難しいものであるかを表しており、そのため多くの先人達が誰にでも使いこなせるよう、さまざまな工夫と努力を積み重ね、改良してきたのかの歴史でもあります。

変革の予感 iPadの登場は次なるコンピュータの、人間への大きな歩み寄りを予感させます。
いくつかの特徴を挙げてみましょう。

1:マルチタッチディスプレイ - 人間の感覚により近く

先の歴史でも触れていますが、長らくコンピュータの操作はGUI上のポインティングデバイス(多くはマウス)を通して行われてきました。視覚的ではありますが、ラジコンの操作のような遠隔感がありました。これをタッチディスプレイにした事で、直接指で触って操作するためダイレクト感が得られ、より人間に馴染みのある感覚と、操作に対する安心感が得られるようになりました。

ポインティングデバイスとマルチタッチディスプレイの対比イメージ

2:物理キーボードの消滅と形 - 生活のあらゆるシーンで利用可能に

PCの小型軽量化は急速に進みましたが、これもまた長らく変わらなかったものがあり、それが形とユーザーの利用範囲にある程度の限界を設けてしまっていました。それが物理キーボードの存在です。これをソフトウェアキーボードとしたことで、iPadでは1枚のボードのようなデザインが可能になり、その効果により、既存のPCでは不可能だった場所や姿勢での利用を可能にし、一気に活動範囲が広くなりました。

物理キーボードとソフトウェアキーボードの対比イメージ

3:起動時間という概念の排除 - いつでもすぐ利用可能に

バッテリー技術とスリープ技術の向上で電源を入れる、切るという概念を排除して、時間のかかる起動プロセスをなくしました。この効果により使いたいと思った時、待ち時間無く、すぐに利用を開始する事ができるようになりました。

PCとiPad:起動時間の対比イメージ

他にも様々な特徴がありますが、ここには今までの歴史と比較しても、極めて強く人間本位な視点に立った変化があり、既存PCがもつ様々な制限から開放された、新しい価値観の出現を見て取れます。

つぎの変革は真に人間本位 そしてiPadの登場が最も強く示唆する未来への予感とは、

”一般ユーザー用デバイスの開発と利用が急速に加速する社会の到来”です。

iPad最大の特徴は、真にユーザー目線で、人間本位な価値観で再構築されたコンピュータである事です。
これまではコンテンツの作り手と一般ユーザーは同じ「汎用コンピュータ」という道具を使ってきました。そのためユーザーがコンテンツを有効に活用するためには、特定のスキルと専門的知識を必要としてきました。
よく耳にする「パソコンは難しい」という言葉を言わしめる原因の多くはここにあります。
汎用コンピュータは「汎用」故に、ありとあらゆる設定や命令が可能ですが、一般的なユーザーにとってはこの「ありとあらゆる」が、どうすればいいのか分からない原因にもなるのです。
普段の生活の中では、メールのやりとりやインターネット、簡単な文書作成と映像や音楽、写真の視聴などできれば8割方満足という人も多いはずです。汎用コンピュータはそのためには、あまりにも複雑でオーバースペックなものなのです。
プロフェッショナルとシロウトが同じ道具を使っているようなものですから、このような反応があるのは当然と言えるでしょう。

例えばプロレーサーが駆るレースマシンを、私たちは軽快に運転する事ができるでしょうか?
運転免許を取り立ての人だったら、エンジンスタートすら、ままならないかもしれません。
しかし、普段私たちが利用しているクルマは扱いやすく軽快に運転できるものがいくらでもあります。
そう、道具の歩む進歩の歴史というものは、ユーザーのニーズに合わせて最適なセグメント化が進んでいくものなのです。

セグメント化イメージ コンピュータの歴史も例外なくこの流れの中にあり、iPadの登場によりプロフェッショナル用と一般ユーザー用といったような複数セグメント化がいよいよ顕著になってきたのです。
PDA、タブレットPC、Non PC、Covered OS、OS over OS、この一般ユーザー用デバイスを明確に定義した言葉はまだ存在しませんが、これから先の未来、汎用コンピュータとは全く違う価値観で再構築された、真にユーザー目線で、人間本位で開発されたデバイスが急速に普及し、利用されていく社会になっていくでしょう。
逆に今まで大勢を占めてきた汎用コンピュータは、徐々にコンテンツ供給サイドや研究・開発サイドなど、まさにその汎用性こそを求められる場面で、能力を先鋭化させて利用されるようになっていくと考えられます。

君たちが懸け橋になる 人文情報学科は「文学部にある情報系の学科」です。
理工系の学科との大きな違いは、「人間」の視点から情報技術(IT)を捉え、考えている事。
人間を中心として、現代人に欠かせない情報技術(IT)を習得すると共に、文学部の勉学で得られる知見を総合して、将来、人々の生活、職業や社会を豊かにするコンテンツビルダー、メディアクリエーター、またITの高度運用が出来るエンドユーザーなどの育成をめざしています。

これをもう少し広い視点で述べると、コンテンツ供給サイドの人間、ならびに供給サイド、ユーザーサイドなどの各セグメント間を横断的に捉えて考え、行動できる人間の育成をめざしているのです。
近い将来訪れるであろう「一般ユーザー用デバイスの開発と利用が急速に加速する社会」の最も重要な視点は「人間本位」です。

人文情報の構造イメージ 本学科生の皆さんは、今まで以上に人間を中心として捉えた知識・技術の習得と発想が必要になり、また供給サイド、ユーザーサイドなど、多様な広がりを見せていくであろう、各セグメントで利用される情報技術(IT)にも、深く精通していく必要があります。
人間性の面でも、スキルの面でも、多様なセグメントに所属する人たちの気持ちや考えをよく理解できる人間になっていく必要があるのです。
本学科がこの大きな変革の兆しを捉え、iPadの導入と共に、新しいスタイルの教育・研究プログラムをスタートする事は、極めて重要かつ自然な流れなのです。

供給サイドとユーザーサイド、両方の立場を深く理解したうえで、テクノロジーを組み合わせ、誰もが使ってみたいと思えるようなコンテンツを創造する。次世代IT社会を牽引していくのはそういう人たちであり、そうした人間こそが新しい情報技術(IT)に新たな価値を与えていくようになるでしょう。人間の視点から新たな価値を見いだし創造する「人文」の知見と、新しいテクノロジーを操る「情報技術」の習得、この双方を学んでいくのが人文情報学科です。
学生の皆さんは、この大変革の最前線を、見て、触れて、楽しみながら学んで、人間と人間を結ぶ懸け橋になっていってください。

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新たな教育・研究プログラム

iPadを軸とした新カリキュラムの構築 人文情報学科ではiPadを取り入れた「楽しみながら、学ぶ」新しい教育プログラムを提供していきます。
ディベートの授業では教室のスクリーンに映し出した映像コンテンツをクラス全員で視聴しながら、気付いた事をiPadからツィート(つぶやく)して議論を進めたり、iPadの中に学科独自の電子書籍化された教材やプログラムなどを入れて学習に利用するなど、様々な場面でのカリキュラムの刷新を図っていきます。
具体的には次のような授業や演習に活用する予定です。これらは検討中の一例で、今後さらに充実していきます。

教育プログラムのイメージ図


≪1年次≫
  • 「専門の技法」(情報リテラシー):本学科で独自執筆した教科書を電子書籍化して、パソコン操作の訓練時に脇に置いて参照します。
  • 「iPad習熟」:授業のプリントは電子的に配布します。質問やレポートなどもiPadで送受信します。
  • 「出席ポイント制」:教室の無線LANアクセス等により出席記録を自動化し、本人にいつでも実績が見えるようにします。勤勉学習の習慣づけを支援します。
  • 「クイズ」:授業の内容を確認する小テストを出して、iPadで解答するとその結果がすぐグラフで表示され復習に役立ちます。
  • 「語学学習」、「eラーニング」。反復練習が容易で、どこででも見ることができます。

≪2年次≫
  • 「プレゼン作成の演習」:“Keynote”(iPadプレゼンツール)を利用し、表現力豊かでUI(ユーザインターフェース)の優れたこのデバイスに慣れ親しみます。
  • 「デイベート」:討論訓練授業として“Keynote”や電子メールを活用して個人の意見を表明します。現代っ子は口頭での発言よりも「メール」での発言のほうが積極的になれるようです。
  • 「コンテンツ評価演習」:映像やウェブコンテンツ等を映写しつつ、そのスクリーンにiPadにて意見を書き込みます。それに刺激されて他の学生が追加コメントを書きます。

≪3〜4年次≫ 専門科目、演習、ゼミナール
  • 「モバイル・コンピューティング」:デジタルミュージアム案内、町おこし活動
  • 「モバイル・データベース検索」:バリアフリー情報
  • 「動画作成」:モバイル動画
  • 「著作権等の学習」:電子六法全書を利用して知財の授業
  • 「インターネット・ビジネス開発」:モバイルコンテンツ、公共財コンテンツの開発
  • 「iPadアプリ開発」:eラーニング教材、ゲームタイプ学習コンテンツ開発など
  • 「資格試験教材の電子化」:電子教材、ウェブ作成など
  • 「コンピュータ・ミュージック」:音楽理論と電子楽器アプリなど

教育プログラムの構造イメージ図

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模擬授業ムービー

第一回「iPadによる新しい教育プログラム —授業・実習とゼミが一段と進化する—」授業担当:池田 佳和 教授【専門分野/情報通信工学・ビジネス開発】 持ち運びできる最新の少し大きい情報端末iPadや同類の機器は、近い将来、新聞雑誌や本の編集・販売と、パソコンの世界を大きく変えてしまいそうです。テレビメディアも一段とパーソナル化が進みます。そこで本学独自の電子ブック(教材)による授業や、ツイート(つぶやき)を利用する討論の練習、プログラミング実習や豊かなコンテンツを開発するゼミナールなど本学科の新しい取り組みを紹介します。・・京都はコンテンツが豊かだ!

第二回「iPadが切り開く新しい情報社会 —最新モバイル機器とコンテンツ発信—」授業担当:池田 佳和 教授【専門分野/情報通信工学・ビジネス開発】 誰もが参加できる双方向の情報社会が大成長しています。インターネットやケータイを通じて、個人が無料でも高度なIT(情報技術)を駆使できる時代になりました。ブログというテンプレート(IT型紙)を使えば、素敵なウェブを発信することができます。観客をハッと引きつけるデジタル写真とか、切れ味のよい文章は必要ですが。あなたも、数年後にはトップ・ブロッガー、コンテンツ・ビルダーに成長しているかな?

第三回「iPadと新しいデジタルコンテンツ −博物館における活用−」授業担当:松川 節 教授【専門分野/人文情報学、東洋史学(モンゴル時代史)】 iPadは無限の可能性を秘めた端末です。今回は,その中で博物館における活用例を紹介します。大谷大学博物館のような比較的小規模な博物館での活用,モンゴル国にある世界文化遺産エルデニゾー寺院のような野外博物館での活用例の検討を通して,マルチメディアを利用した博物館展示の可能性を追究したいと思います。後半は人文情報学科の学生の視点から,iPadの可能性を検討します。

第四回「iPadとインターネット —いつでも「つながる」インターフェイス—」授業担当:酒井 恵光 講師【専門分野/計算機科学(グラフィカルユーザインターフェイス)】 iPadのインターフェイスは、従来のパッド型携帯端末と比べてどこが革新的なのでしょうか。人間と機械を仲介する「ヒューマン・インターフェイス」の変遷を辿りながら、iPadによって実現される「クラウド・コンピューティング」が、私たちの身体性をどのように拡張する可能性を秘めているかを追求します。

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FAQ(よくある質問)

2011年度 人文情報学科全学生へのiPad配布に関するFAQ 本学では、2011年度より人文情報学科の全学生にiPadを無償配布し、新たな教育プログラムを構築することを発表しました。
詳細については未定の部分はありますが、現時点でお知らせできる内容についてはこのFAQをご参照ください。
今後、詳細が決定した項目については、順次お知らせしていきます。

誰が対象ですか?いつから配布ですか?
2011年度の人文情報学科全学生(新入生・在学生)が対象です。休学中の学生への配布については、2010年7月2日現在、未定です。
いつから配布ですか?
配布期日・方法等は未決定ですので、決定次第お知らせします。
配布されるバージョンは何ですか?
16GBのWi-Fiモデルです。

iPadには、携帯電話回線を利用する通信機能を持った3Gモデルもありますが、学生諸君に追加の費用を発生させることになるので、配布するiPadはWi-Fiモデルとしました。

費用はどうなりますか?
iPad本体は無償配布ですが、アクセサリー等は自己負担となります。

破損した場合にも自己負担の修理または購入となります。

通信費はどうなりますか?
学内ではWi-Fiでの利用環境を整備しますので、学内での通信費は無料です。
学費はどうなりますか?
在学生・新入生ともに、学費に変更はありません。
授業では、どのような利用になりますか?
人文情報学科の学科科目で使用することとなりますが、利用の仕方はそれぞれの科目で異なります。 今後、各科目での利用方法について随時情報をアップしていきます。
iPadは、総合研究室や事務局で預かってもらえますか?
iPadは学生本人が管理し、毎日大学に持参することを前提としています。

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