2015/02/17【高大連携】
大谷高等学校「総合的な学習の時間」に本学から講座を提供
本学と大谷高等学校との高大連携事業の一環として、高等学校で実施する「総合的な学習の時間」に本学教員による講座を提供しています。この「総合的な学習の時間」は、大学での学びのイメージ作りや学問的興味関心の喚起を目的として実施されるもので、さまざまな学問分野の大学教員によるグループワーク型の模擬授業を高校生が受講します。またこの取組みの特徴として、高等学校教員によるプレレクチャーを実施し理解を深めた後、大学教員による本レクチャーを受講するといったことが挙げられます。本年度も本学より、哲学科・社会学科・人文情報学科の講座を提供しました。
2月14日(土)に本レクチャーを実施しましたが、人文情報学科の松川節教授による講座「iPadでフィールドに出よう」は、本学を会場として実施しました。受講生は人文情報学という学問分野について学び、iPadを使ったパノラマ写真の撮影やクラウド上にデータをアップすることを体験した後、松川先生より「キャンパス内の文化財をパノラマ写真で撮影してプレゼンする」ことを課されました。受講生はキャンパス内をiPadを片手に走り回り、文化財と考えるものをそれぞれ撮像し、発表しました。
授業後の受講生の感想では、「iPadでの撮像が楽しかった」といったものだけでなく、「他人と写真を共有して違いを感じることが面白かった」といったものも見られました。
【高大連携推進室】
「総合的な学習の時間」 本学からの提供講座概要
受講対象 | 大谷高等学校 第2学年 |
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テーマ・講師 | (1)いのちの「終えかた」を選ぶということ −あなたは「安楽死」を認めますか? 哲学科 藤枝 真 准教授 (宗教学・哲学〈宗教哲学・西洋近現代思想〉) (2)社会福祉専門職のイロハのイ 社会学科 志藤 修史 教授 (社会福祉学〈地域福祉論・社会福祉援助技術論〉) (3)iPadでフィールドに出よう 人文情報学科 松川 節 教授 (人文情報学、東洋史学〈モンゴル時代史〉) |
実施内容 | (1)プレレクチャー 大谷高等学校教員による事前授業 (2)本レクチャー 大学教員によるグループワーク型の模擬授業 |