2012/04/01~2012/05/19【博物館】
2012年度春季企画展 「大谷大学のあゆみ -清沢満之と真宗大学-」
【2012/4/1~2012/5/19】
4月 1日(日)~ 5月19日(土) | |
10:00~17:00(入館は16:30まで) | |
一般・大学生 200円 小・中・高校生 無料 本学学生・同窓生・教職員は無料 |
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日・月曜日 | |
※本館には駐車場がありません。 ※ご来館の際は、公共交通機関をご利用ください。 |
2012年度春季企画展
大谷大学のあゆみ「清沢満之と真宗大学」開催にあたって/大谷大学博物館
大谷大学は、1901(明治34)年10月13日開校の真宗大学にはじまります。初代学監(学長)清沢満之は「開校の辞」に、真宗大学の特質を宗教学校、ことに浄土真宗の学場として自信教人信の誠を尽くす人物を養成することにあると明示しました。他の大学が近代的な諸学を求めるなかで、真宗大学は宗教を重視し、「真宗」を明らかにする人間教育の場として、独自のあり方を築きました。
この企画展では、「真宗大学の開校前後」「清沢満之」「浩々洞」の3コーナーを設け、本学が所蔵する資料から当時を回顧します。
また、本年度の春季企画展より、博物館の優品を紹介するトピック展示のコーナーを設けました。今回は、このたび京都市指定文化財となった「新指定 久多の木造五輪塔」を展示します。
トピック展示
新指定 久多の五輪塔
このたび京都市指定文化財に指定された木造五輪塔は、京都市左京区の北端、滋賀県に接する久多に保管されていました。
檜材の芯部分で制作され、五輪(空輪・風輪・火輪・水輪・地輪)に方形の基壇をともなっています。基壇には「入道西念」「施入僧寂念」の人名や、「平治元年(=1159)」の年紀なども見えます。
それによれば、本品は12世紀半ばの制作となり、現存最古の木造五輪塔となります。さらにX線調査により空輪・地輪・基壇部分に納入品があることも判明しました。