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2013年度新着一覧

2013/04/08

本学が「真宗大谷派京都教区での春休み
福島の子どもたちのホームステイ」に協力

福島県(二本松市)にある同朋幼稚園では、夏休みや春休みを利用して、東日本大震災による原発事故の影響を受けている子どもたちを被曝から守るとともに、安心して外で遊べないストレスを和らげることを目的としたホームステイに取り組んでおられます。

昨年に続いて今回も、本学の設置母体である真宗大谷派(東本願寺)の京都教区が主催する「福島の子どもたちの一時避難受入れの会」が、同朋幼稚園の子どもたちと保護者、約70名を招待することになり、3月30日(土)~4月3日(金)の期間、本学の湖西キャンパスセミナーハウスをご利用いただきました。

期間最終日となる4月3日には、「福島の方との懇談会-福島に暮らす母の声-」というテーマの研修交流会が開かれ、以下のような報告が行われました。

  • 研修交流会の様子
  • 「ふくしまの子どもたちと共に」の横断幕

研修交流会の様子
「ふくしまの子どもたちと共に」の横断幕

●「原発事故が忘れ去られていく雰囲気がある。事故の悲惨さを風化させないように、今後も意識を
  高くもって伝えていきたい」
●「お母さんたちへの支援を長く続けてほしい。お母さんが笑い元気になれば、子どもに伝わってい   く。手をつないで立ち上がっていける後押しを今後もお願いしたい」
●「福島では制限される遊びも、こちらでは外で当たり前のように遊ばせられる」
●「原発事故のあとに子どもが産まれ、初めて砂場やすべり台で遊ぶことができた」

福島における生活実態を、それぞれ涙を流しながら話してくださり、集まった聴講者たちは真剣な面持ちで傾聴していました。

【総務課/企画課】

湖西キャンパスで子どもたちが描いた絵

子どもたちからのコメント

●いっしょにあそんでくれてありがとう。
●外や中で僕たちのめんどうをみてくださってありがとうございました。この楽しい4日間ありがとう
  ございました。
●たのしかったよ、ありがとう。
●いっぱいあそんでくれてありがとう。
●しがのみなさんありがとう。
●いつもあそんでくれてありがとうございます。
●友だちになってくれてありがとう!おにいさん、おねえさんとの思い出はわすれません!
●おにいさん、おねえさん、あそんでくれてありがとう。
●おともだちになってくれてありがとう。
●ありがとう。
●みどりん、いつもおんぶしてくれてありがとう。

保護者からのコメント

●子どもたちと、たくさん遊んでいただいて、本当にありがとうございました。あんなふうにはしゃい
  で、かけまわるすがたを久しぶりにみて、本当に幸せです。たくさんの子どもたちをこれからも笑
  顔にしてあげてください!本当にありがとうございました。
●子どもたちとたくさん遊んでくれて、本当にありがとう!二本松の子たちも他の子と変わらない普
  通の子どもだと感じたと思います。二本松に帰るとまた制限された生活に戻ります。子どもたち
  の笑顔をたくさん、たくさん引き出してくれて本当に感謝します。
●子どもたちを外で遊ばせてくださってありがとうございました。花の蜜を吸うことも、泥だんごで遊
  ぶことも福島では経験できないことをすることができました。
●4日間子どもたちが大変お世話になりました。お花をつんで、花の蜜を吸って、福島では経験で
  きないことができました。ありがとうございました。
●4日間、子どもたちと一緒にたくさん遊んでくれてありがとうございました。子どもたちのわがまま
  にも嫌な顔ひとつせずに付き合ってくださり、とても感謝しています。泥だんご作りやサッカー、フ
  リスピーなど外遊びをたくさんできてうれしかったです。
●毎日、へとへとになるほど全力で遊んでいただき、本当にありがとうございました。3歳の次女
  は、生まれて初めて泥だんごを作り、生まれて初めて公園のすべり台をすべり、たくさん走って、
  生まれて初めて靴ずれしました。痛そうですが、毎日ばんそうこうをはるのが私も娘もうれしい!
  また、ぜひお会いしましょう。心から感謝しております。
●子どもたちの輝く笑顔がみれました。どうもありがとうございました。
●大谷大学のみんなだいすき!子どもたちとたくさん遊んで頂き、本当にありがとうございました!
  みなさんの様に明るく素敵な方たちが教育者の卵かと思うと、日本もまだまだ期待できる国な気
  がします。また来年も元気に会いましょう。もう少し各々が成長をみせれますように。ありがとうご
  ざいました。

今回参加された学生ボランティアのコメント

教育・心理学科第3学年 三品大心さん

今回、ボランティアに参加させていただき、福島の子どもたちとたくさん一緒に遊ぶことができました。福島県では放射能の影響で外遊びも満足に出来ないので、湖西キャンパス近くの公園でたくさん走り周り、裸足になり、泥だらけになりながら元気いっぱいに遊べました。
ただ、四歳の女の子と一緒に外に出ようとすると、その子が「放射能はないの?」と聞いてきました。私はとても驚き「滋賀県には放射能はないよ」と言うと、女の子は目を丸くして驚き「滋賀県って最高だね!」と笑顔で言ってきました。この瞬間、こんな幼子にさえ外で遊ぶことに恐怖を感じさせてしまっているのだと思い、胸が張り裂けるような気持ちになりました。子どもたちにとって当たり前の遊びが福島では出来ないのだと思うと、心が痛かったです。
保護者の方の話を聞いていると、「子どもの安全を守れるか」という不安を常に抱いて生きているとおっしゃっていました。食べ物も福島産以外のものを買うようにし、外に行くときはマスクを着けさせ、限られた間しか出さないようにして、子どもたちにストレスを与えてしまっている、と苦しそうに語っておられました。
今回のボランティアを通して、繋がることが出来た福島の子ども、保護者との関わりを大切にし、これからの学生生活を送りたいと思います。

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