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2009年度新着一覧

2009/07/09

宗教学会「大拙忌」記念講演会

 本学の元教授であり、世界的に著名な仏教学者であった鈴木大拙先生を記念する「大拙忌」が宗教学会主催で行なわれました。  本学の哲学科宗教学コースが、今年度より「宗教学・死生学コース」に名称変更となったことをふまえ、今回は宗教学・生命倫理・死生学が専門である鳥取大学の安藤泰至准教授をお招きし「私たちは生と死を取り戻せるのか?—医療化社会における死生学—」という講題でお話しをしていただきました。

安藤泰至准教授


 まず、安藤准教授は宗教と医療が古代では同じ意味を持っていたことを説明されました。そして現代ではその2つが乖離していることや、これまでの生命倫理学が「死とは何か」「生とは何か」をほとんど取りあげてこなかったことなどを指摘されました。また「不妊治療」「脳死臓器移植」などを具体例に、「死生学」「生命倫理」の観点から人間の生死へ技術的操作を行なうことへの問題点をあげられ、今後の課題として医療と宗教に求められるものをお話しいただきました。

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