2018/10/26【学術研究】
2018年度 大谷学会 研究発表会
2018年度大谷学会研究発表会 詳細
日時 | 2018年10月26日(金)13:00~16:10【予定】 |
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会場 | 大谷大学 メディアホール(響流館3階) |
知的障害のある子どもに対する「就学支援システム構築」の現状と課題
—子どもに寄り添った就学支援についての検討—
安田 誠人 教授【障がい児保育/特別支援教育】
研究発表要旨
知的障害のある子どもの「就学支援」は、就学前後機関での連携体制の構築や情報共有ツールの作成が中心であった。本発表では日本における「就学支援」の展開を概観し、昨今の「就学支援」の課題を指摘する。そして子どもに寄り添った「就学支援」について考えたい。 |
文化地質学の提唱
鈴木 寿志 教授【文化地質学】
研究発表要旨
明治期にドイツから輸入された地質学は、理系学問として発展してきた。しかし地質災害が頻発する日本において、人々の大地に対する見方は全く異なる。地質学と人文科学の学際分野を提唱し、日本的地質学の在り方を探る。 |
勇気から起こる風
—アビダルマにおける信仰についての整理と解釈—
箕浦 暁雄 准教授 【仏教学】
研究発表要旨
苦行を続けるなら命を落としてしまうと悪魔が囁きます。ゴータマはこう応じます。私には信仰がある。なぜ命のことを尋ねるのか。勇気から起こる風は河の流れをも干上がらせるだろう。私の身体の血がどうして干上がらないだろうか。この経典の言葉から出発して、アビダルマ文献により信仰の意味を確かめたい。 |
懺悔道としての浄土真宗
藤原 正寿 准教授【真宗学】
研究発表要旨
親鸞開顕の仏道は、本願力の回向を自覚自証する道である。ところが私たちは、「かの因を建立せることを了知することあたわざる」と言われるとおり、法藏菩薩が浄土の因である誓願をなぜ超発されたのかを知ることがない。その自身の在り方を懺悔する仏道が浄土真宗である。この意義を確かめたい。 |
タイムスケジュール
12:30 開場 13:00 開会 13:10 研究発表・質疑応答 「知的障害のある子どもに対する「就学支援システム構築」の現状と課題 —子どもに寄り添った就学支援についての検討—」 安田 誠人 教授【障がい児保育/特別支援教育】 13:50 研究発表・質疑応答 「文化地質学の提唱」 鈴木 寿志 教授【文化地質学】 14:30 休憩 14:40 研究発表・質疑応答 「勇気から起こる風 —アビダルマにおける信仰についての整理と解釈—」 箕浦 暁雄 准教授【仏教学】 15:20 研究発表・質疑応答 「懺悔道としての浄土真宗」 藤原 正寿 准教授【真宗学】 16:00 閉会の辞 16:10 終了【予定】 |