谷大の充実したフィールドワークに魅力を感じて入学してきた行徳さんは、さっそく社会福祉施設に行ってきました。現場を見て話を聞き、体験させてもらった経験がさらなる意欲につながり、中学の職場体験で抱いた福祉の仕事への興味が、社会福祉士という形のある夢へと育ってきました。夜回り活動や引きこもり支援をしている経験豊富な先生のもと、持ち前の朗らかさを発揮して勉強していく予定です。

01 谷大しか考えていなかった

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岡部:受験はどうでした?
 
行徳:最初は全然大学が決まらなくて。一般入試で受けようとしてたんですけど、勉強は苦手やし、友達が合格しちゃったらその人たちに合わせて勉強しなくなると思ったんで、夏休みになる前日に「自己推薦でいきます!」って先生に言ったんですよ。それで夏休みも毎日学校に行って原稿用紙に書いたりして教えてもらって、何とか締め切り日に出せたんです。
 
岡部:なんで大谷大学に?
行徳:家にいろいろな受験の冊子が来てて、それをパラパラ見てたらピンと来たんです。谷大の社会学部なら福祉も勉強できるし、フィールドワークもあるし、いろいろ体験できると思って。学校の外に出て勉強できるっていうのにめっちゃ惹かれました。いろんな地域に行っていろんな人としゃべれると思って、コミュニケーション力もつくかなと思ったので決めました。
 
岡部:この大学は実地で学ぶというのを特色の1つにしてるしね。福祉は他の大学にもあるけど、外に出るのをアピールしてる大学ってそれほどないのかもしれないですね。
 
行徳:オープンキャンパスにも何回も来て。もう「ここ!」と思ったらそこしか見えなくなっちゃって。
 
岡部:それ、進路選びとして大丈夫?
 
行徳:大丈夫じゃなかったです(笑)。先生にも心配されました。自己推薦で落ちたときのことも考えないといけなかったから他の大学の資料も見たんですけど、やっぱりもう大谷しか頭になくて。他のことを全然決めずに受けて、受かったので良かったです。
 
岡部:それは本当に良かったね。オープンキャンパスはどういう印象でした?
 
行徳:校舎がきれいだと思いました。オープンキャンパスには5,6回来ました。あるたびに行こうと思って。お母さんとも来たし、1人でも来たし。そこで大原先生と鈴木先生の模擬授業を受けて、あんまり覚えてないですけど、ためになることばっかりでした。
 
岡部:ためになったってことだけ覚えてるんだね(笑)。

PROFILEプロフィール

  • 岡部 茜

    社会学部コミュニティデザイン学科 講師



    石川県生まれ。立命館大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。 博士(社会学・立命館大学)。滋賀県立精神保健福祉センターひきこもり支援センター非常勤職員(2013~)などを経て、現在に至る。
    生活困難に直面している若者を対象としたソーシャルワークについて研究している。現代社会では、ひきこもりやホームレス、過労死など様々な若者の生活困難が明らかになりつつある。そうした状態を統一的に検討するソーシャルワークの視角を考えるとともに、生活に困難さを感じている若者とそうした課題に関心を持つ人々が、お互いにより生きやすい地域・社会づくりを可能としていける方法を模索している。



  • 大学案内の冊子を見てピンと来た大谷大学。オープンキャンパスも何度も参加し、充実したフィールドワークに魅力を感じて受験を決めた。1年生のうちから社会福祉施設の現場を見て話を聞き、体験させてもらった経験がさらなる意欲につながり、中学の職場体験で抱いた福祉の仕事への興味が、社会福祉士という形のある夢へと育ってきた。
    夜回り活動や引きこもり支援をしている経験豊富な先生のもと、持ち前の朗らかさを発揮して勉強していく予定。