研究内容

現代社会には、雇用・労働問題、環境問題、過疎問題、青少年問題、高齢者問題、障害者問題など、様々な問題があります。こうした社会問題の解決に、多様な市民によるボランティア活動やNPO、ソーシャルビジネス(社会的企業)による事業への期待が高まっています。これらの活動や事業がよりよい成果を挙げるためのマネジメント研究が主な関心領域です。この他、若者が社会問題の解決の担い手となるための人材育成システムにも強い関心があります。

ゼミ紹介

現代社会は、「多様性」や「創造性」、「他者と交渉する力」などを備えた、「新しい社会を創出できる人物」を求めています。こうした能力は、教室での講義や演習のみでは身につけることはできません。このゼミでは、学外の地域社会へも積極的に足を運び、そこで様々な人や出来事との出会いを通じて、地域が抱える課題を発見する力や実践的な課題解決能力を身に付けるアクティブ・ラーニング(=能動的な学習)スタイルを重視します。

主な担当授業科目

ソーシャルビジネス論/NPOラーニング研究/社会学演習/コミュニティデザイン演習

所属学会

日本地域政策学会/コミュニティ政策学会/公共コミュニケーション学会/社会政策学会/地域デザイン学会/大学教育学会/初年次教育学会

経歴・活動歴

経歴

1974年兵庫県生まれ。立命館大学大学院政策科学研究科修士課程修了。政策科学修士。2000年NPO法人きょうと学生ボランティアセンター(現ユースビジョン)設立、代表就任(現在に至る)。2004年NPO法人きょうとNPOセンター事務局次長(~2007年)。2007年IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]客員研究員(~2010年)。2010年NPO法人edge事務局長(~2013年)。2014年大谷大学文学部専任講師、2016年同大学准教授(現在に至る)。

活動歴

NPO法人ユースビジョン 代表/NPO法人きょうとNPOセンター 理事/NPO法人日本ボランティアコーディネーター協会 理事/NPO法人芦生自然学校 理事/NPO法人コミュニティラジオ京都 理事/NPO法人JAE 理事/(公財)京都市ユースサービス協会監事/NPO法人Rera 副代表/NPO法人TEDIC監事/(一社)石巻海さくら 監事

主要著書・論文

共著

  •  『京都発NPO最前線-自立と共生の街へ-』(京都新聞社、2001年)
  •  『学校ボランティアコーディネーション』(筒井書房、2009年)
  •  『地域福祉の今を学ぶ−理論・実践・スキル−』(ミネルヴァ書房、2010年)

論文

  •  『学生ボランティアのマネジメント』
  •  『大学ボランティアセンターの現状と課題』