博物館

2015年度冬季企画展  第八代学長住田智見  ゆかりの品々

第八代学長住田智見 ゆかりの品々

  • 会   期

    1月 6日(水)~ 2月 13日(土)

  • 開館時間

    10:00~17:00(入館は16:30まで)

  • 観 覧 料

    無料

  • 休 館 日

    日曜日・月曜日・2/11(木・祝)

  • 備   考

    ※本館には駐車場がありません。
    ※ご来館の際は、公共交通機関をご利用ください。

2015年度冬季企画展
第八代学長住田智見  ゆかりの品々  -開催にあたって/大谷大学博物館

本年度の冬季企画展では、本学の第八代学長住田智見(1868~1938)ゆかりの品々をとりあげます。明治元年(1868)、名古屋市の真宗大谷派祐誓寺に誕生した智見は、幼いころから学究の道を歩み、真宗大学(現・大谷大学)で仏教学(真宗学)を学んだ後、名古屋の真宗尾張中学で教鞭をとることとなります。真宗尾張中学は、東本願寺名古屋御坊の学問所「閲蔵長屋」を前身とし、明治の学制のなかで近代教育の場として再出発した学校でした。

智見は、尾張中学の校長をつとめた後、真宗大学教授を経て、名古屋で「私立真宗専門学校」(現・同朋大学)を開く活動の中心的役割を果たしました。そして、昭和11年(1936)には、大谷大学の第八代学長に就任することとなります。

近代的な眼差しだけではなく、近世以前の仏教にも造詣の深かった智見は、数多くの仏教典籍を収集して研究に取り組みました。明治・大正・昭和という大きな変化の時代にあって、多くの人々から慕われた篤実な仏教者であり、学者、教育者でした。

本展は、Ⅰ住田智見、Ⅱ住田智見の学風、Ⅲ住田智見のコレクションという三つのテーマにわけて、その人柄や学風、そして貴重なコレクションを紹介します。