海外研修プログラム報告

2015語学研修【イギリス文化研究・実践英語(コヴェントリー大学短期英語研修)】

概要

日程 2015年8月2日(日)~8月27日(木)【26日間】
参加数 10名(引率者2名)
主な研修地 ・コヴェントリー大学にて語学研修(20日間)
・ロンドンにて文化研修(4日間)

その他、コヴェントリー滞在中に、オックスフォード、ロンドン、リヴァプール、ヨーク、ストラットフォード・アポン・エイヴォンへの日帰りバス旅行。陶器工場、コカ・コーラ工場見学。

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研修報告

2015年度短期英語研修は、イギリスのコヴェントリー大学で実施しました。文学部の学生9名と短期大学部の学生1名の総勢10名の学生が参加しました。コヴェントリーは、自動車産業で栄えた町で、第二次世界大戦中にドイツ軍の空爆を受け、大聖堂を含む町の大半が破壊されましたが、今では外壁を残すのみの旧大聖堂の隣にモダンな新しい大聖堂が建ち、和解と平和のシンボルになっています。町はその大聖堂を取り囲む形で、一方に大学の建物があり、反対側にショッピング街があるというふうに、コンパクトにまとまっており、住みやすく治安のよい町という印象を受けました。

コヴェントリー大学は、イギリスで2014/2015年のModern University of the Yearに選ばれ、躍進著しい大学の一つです。スポーツ、国際ビジネス、ファッション、ITなど様々なコースが提供されているなか、私たちはEnglish Language and Creative Writingの英語のコースに参加しました。授業には、大谷大学の学生10名の他に、中東のオマーンから12名のグループ、他にロシア、ポーランド、イタリア、スペイン、ドイツ、インドから1名ずつの参加がありました。授業は、詩や小説の一部を取り上げてそれを視覚的に絵で表現したり、各自が好きなキャラクター(登場人物)を設定し、与えられた一文に続けて全員で一文ずつ書きつないで物語を作っていくといった作業をしました。声や仕草などプレゼンテーションの方法を基本から学んだ上で、最後は他国の学生とペアを組み、パワー・ポイントを使って、服装・食べ物・挨拶・スポーツといったテーマのもとに文化の違いについてプレゼンテーションを行ないました。少し難しい内容もありましたが、親切でフレンドリーな他国からの学生たちに助けられて、参加した学生たちはみな英語に対する自信をつけるとともに様々な異文化交流を体験することができました。

    ロンドン塔見学                                                           アビー・ロードにて

研修には授業だけでなく文化研修も盛り込まれており、バスで大学町オックスフォードやビートルズを生んだ港町リヴァプール、大聖堂のあるヨーク、シェイクスピアの生誕地ストラットフォード・アポン・エイヴォンへ日帰り旅行をしたり、電車で隣町のバーミンガムに行く他、陶器工場やコカ・コーラの工場を見学して見聞を広めることができました。日帰り旅行にはコヴェントリー大学の学生アシスタントたちが同行し、学生たちにも大人気でした。

3週間の研修の後はロンドンに4泊し、全員でロンドン塔、大英図書館、大英博物館を回った他、ハリー・ポッターで有名になったキングス・クロス駅やビートルズ・ファンの聖地であるアビー・ロードを横断した後、残りの2日間、学生たちは思い思いの場所を訪ね、ロンドンを満喫してイギリス研修を終えました。これから英語をもっともっと勉強してもう一度イギリスを訪ねたいというのが、参加した学生たちの共通の思いであったと思います。                           

【村瀬順子(英文学・英米文化)】