2012語学研修【韓国文化研究・実践韓国語(東西大学校短期韓国語研修)】
概要
日程 | 2012年8月2日(木)~8月21日(火)【20日間】 |
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参加数 | 13名(引率者1名) |
主な研修地 | 東西大学校にて語学研修 午前:授業 午後:授業または文化研修 |
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研修報告
月単位でどんどん変化していく韓国社会ですが、研修の開催地である釜山は大都会のにぎやかさとともに人と人とのつながりを大事にする韓国本来のよさを同時に味わうことのできる街です。授業で学んだフレーズを使って街中や地下鉄で現地の人たちに話しかけても、気軽に受け答えをしてくれる気安さはソウルではなかなか味わえなくなってきています。
研修では語学の授業を受ける以外に、陶磁器製作や韓紙細工を体験したり韓国の伝統衣装を着て礼節のありかたを学んだりしました。今回の研修では引率者が数日で帰国し、残りの日程を現地の学生アシスタントのサポートによって参加者がおたがいに協力しながら研修を遂行するというはじめての試みをしました。最初は不安だった参加者たちも集団で気持ちよく生活するためにはなにが必要なのかを日々の生活のなかでつかみとっていき、研修が終了するころにはお互いが本当の家族のように思えるくらいの信頼関係を築くことができたことはこの研修のもうひとつの大きな収穫だったように思います。
学生アシスタントとしては、東西大学大学院に留学中の本学卒業生と昨年度の本学の元交換留学生が担当してくれました。2人の尽力により東西大学の日本語学科の学生たちや釜山観光高校の生徒たちとの交流会も実現し、参加メンバーはたくさんの友人をつくることができたようです。また、グループごとにミッションを課すオリエンテーリングなども企画実施するなど、学生アシスタントの活躍によって何倍も充実した研修となりました。また、東西大学に交換留学中の本学学生やソウルの東国大学大学院在学中の本学卒業生が学生アシスタントとともに研修団のサポートを手伝ってくれました。
この他にも、現在韓国留学中の本学学生や卒業生、本学に交換留学したことのあるOB・OGたちが研修団に会いにきてくれ、研修参加者にとってよい意味での刺激を与えてくれたと思います。実際、研修メンバーから来年度の交換留学を決意した学生が3人出ました。今回の研修は、人から人へつながっていき世界を広げていく面白さを実感できた研修だったのではないでしょうか。
【喜多恵美子(専門/韓国・朝鮮美術)】