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生活の中の仏教用語

生活の中の仏教用語 - [299]

大丈夫

「大丈夫」
沙加戸 弘(教授 国文学)

 身の丈(たけ)一丈(じょう)、学識人徳の備わった人中の最勝者を、漢語で「丈夫」とほめ讃えた。

 天竺より仏法伝来するに及んで、大の美称の付された「大丈夫」は仏の異名となった。

 『北本涅槃経』巻三十三に仏の異名を列ねて、

亦は大丈夫と名付く
とある。

 また、一般に『大無量寿経』と呼ばれる経典の異訳である『無量寿如来会(むりょうじゅにょらいえ)』には、仏の働きを讃じて、
世尊今日大寂定に入りて、如来の行を行じ、皆悉く円満して、善能(よ)く大丈夫の行を建立し
と述べられている。

 この語が、仏法と共に我国に伝えられ、奈良・平安・鎌倉期には、仏の異名として、また高徳の師に対する尊称として使用され、一方では、やまとことばに言う「ますらを」の意で用いられた。

 『正法眼蔵』に、
いはゆる雪峯老漢 大丈夫なり
とあるのは、師に対する尊称として使われた例である。

 この語が中世後半、室町語が成立して後、「大丈夫なり」という形容動詞として使われ、さらにそれがこの語の使われ方の主流となった。

 すなわち、「きわめて頑丈であるさま、あぶなげのないさま、まちがいのないさま」を表現する語となったのである。

 まちがいのないさま、が多用されるのは、まちがい多き世の証であると見るべきであろう。

 明治期の辞書『言海』では、「だいじょうふ」と「だいじょうぶ」が別見出しになっているところから、明治期にはまだ、大丈夫が「ををしきますらを」の意で用いられることもあったことが判明する。

 今一つ、明治期より後、「丈夫」が健やかな状態や堅固なさまを表現し、「大丈夫」があぶなげのないさまを表す、という区別も明確となった。

 しかしながら、冒頭に述べたように、本来大丈夫は仏法領の言葉である。この国に、「ますらを」としての大丈夫(だいじょうふ)は存在しても、人の世に「大丈夫(だいじょうぶ)」はない。
(『文藝春秋』2011年9月号)

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