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生活の中の仏教用語

生活の中の仏教用語 - [288]

精進

「精進」
兵藤 一夫(教授 仏教学)

 「精進」という語は現代でも通用する語であろう。「精進する」と言えば、「努力する」や「頑張る」に代わる古風な表現というだけではなく、その人自身が大事とすることに対して継続して真摯に一途に取り組み、それを究めようとする様子が伝わってくる。例えば、イチローが野球に取り組んでいる姿などは「野球道に精進している」と表現することでその状況のかなりの部分を言い当てているであろう。

 このように、「精進」という語はスポーツや技芸など幅広いことがらに対しても用いられるが、仏教においては当初からとても大切にされている心のあり方である。「精進」とは、サンスクリットのvirya(ヴィーリヤ)の訳語で、原義は「勇者たること」「勇敢さ」である。仏教を学び、仏道を歩むには勇者のような気概をもって、真摯にたゆまず勤め努力することが求められているのである。そのために、釈尊は仏教者の八つの生活指針(八正道)の一つに「正しい精進」を説き、菩薩の六つの完全な修行(六波羅蜜(はらみつ))の中にも「精進波羅蜜」が含まれるのである。また、菩薩は「精進の鎧を着た勇者・武者である」とも言われる。

 「精進はすべての善の根本であって、仏教の覚りは精進し放逸(ほういつ)でないこと(不放逸)から生ずる」と言われるように、不放逸ということと併せて言われることが多い。「放逸」とは欲望のままに流されて本来のなすべきことをなそうとしないことで、精進を妨げる大きな要因と見なされているからである。このことは私たち自身が現実の中で痛感することでもある。私たちは、本当に自分がやらなければならないと思っていることがあっても、日々の忙しさや次々と生ずる欲望の中で後回しにしたり、忘れてしまったりすることが多い。

 釈尊は、そのような私たち人間のあり様を見据えて、入滅に際する最後のことばとして弟子たちに次のように遺言する。「さあ、比丘たちよ、今こそおまえたちに告げよう。形あるもの(諸行)は滅びゆく。怠ることなく努めよ(不放逸であれ)」と。

(『文藝春秋』2010年10月号)

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