ここからサイトの主なメニューです
  • 大学概要
  • 教育情報の公表
  • 入試情報
  • 新着一覧
  • 文学部 (2018年以降入学者)
    • 真宗学科
    • 仏教学科
    • 哲学科
    • 歴史学科
    • 文学科
    • 国際文化学科【2021年度募集停止】
  • 社会学部
    • 現代社会学科
    • コミュニティデザイン学科
  • 教育学部
    • 教育学科
  • 国際学部 (2021年4月新設)
    • 国際文化学科
  • 文学部 (2017年以前入学者)
    • 真宗学科
    • 仏教学科
    • 哲学科
    • 社会学科
    • 歴史学科
    • 文学科
    • 国際文化学科
    • 人文情報学科
    • 教育・心理学科
  • 大学院文学研究科
    • 真宗学専攻
    • 仏教学専攻
    • 哲学専攻
    • 社会学専攻【2019年6月廃止/修士のみ】
    • 仏教文化専攻
    • 国際文化専攻
    • 教育・心理学専攻
  • 短期大学部
    • 仏教科【2019年6月廃止】
    • 幼児教育保育科【2019年度募集停止】
  • 教員一覧
  • 学習支援
  • 地域連携
  • 国際交流/語学学習
  • 就職情報/キャリア支援
  • 学生生活サポート
  • クラブ活動
  • 学術研究
  • 生涯学習講座
  • 高大連携
  • 教員免許状更新講習
  • 校友活動
  • 図書館
  • 博物館

Home > 読むページ > 生活の中の仏教用語 > 律儀

生活の中の仏教用語

生活の中の仏教用語 - [278]

律儀

「律儀」
沙加戸 弘(教授 国文学)

 現在は「りちぎ」の読みで、生活の中で礼儀や約束を固く守る実直なさまを表現することばとして、広く用いられている。

 しかしながら本来この語は、仏法を学ぶ者が、身の行いや口にすることば、あるいは意識においてあやまちを犯さないように自身を守ることを意味することばである。

 古くは中国で「擁護・防護」と訳されたが、自らを守るための具体的な定めをも指すようになり、法律儀則の意で律儀となった。

 我国でも、平安・鎌倉期には主に仏法の場において用いられ、「りつぎ」と読まれているが、これに新しい意味が付与されるのは室町期からである。

 文献として古いものは、中世末期日本に渡ってきたポルトガルのイエズス会所属の宣教師達が日本語修得のために編纂した『日葡辞書』である。室町時代語研究には第一級の資料であるが、これには「りつぎ・りちぎ」両様の読みが収載され、いずれも正直あるいは廉直である、という意味の訳が付されている。

 してみると、律儀の語は室町時代に寺院から出て、新たに「りちぎ」という読みが加わり、専ら実直なさまをあらわす語として一般社会に広まったと考えられる。

 この律儀が、仮名草子・浮世草子・浄瑠璃等、庶民に広く読まれるものの中に頻出するようになるのは近世の中期からである。

 井原西鶴の『日本永代蔵』には

男産付(うまれつき)ふとくたくましく 風俗律儀(りつぎ)に
とある。また、近松門左衛門の名作『冥途の飛脚』。なかなか届かない江戸為替の催促に訪れた丹波屋の八右衛門と、丁度帰りあわせた主人忠兵衛とを、飛脚問屋亀屋の後家妙閑が迎える。
母はりちぎ一遍に。さき程はお使、又御自身の御出(おいで) 。御尤御尤(ごもっとも)。
 以後現代まで、社会の日常語として使用され続けてきた。が、実態がなくなると消えるのがことばの宿命である。本来の意味はともかく、律儀は今人間の在り方をあらわす生活の中のことばとして、絶滅危惧種である、と言うと過言であろうか。

Home > 読むページ > 生活の中の仏教用語 > 律儀

PAGE TOPに戻る

ここからサイトの主なメニューです