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生活の中の仏教用語

生活の中の仏教用語 - [260]

ほう ほけきょ

「ほう ほけきょ」
沙加戸 弘(さかど ひろむ)(国文学 教授)

 春告鳥とも呼ばれ春の鳥の代表とも言える鴬の鳴き声である。我国の先達は鳥や虫の鳴声をことばとして聞いてきた。これを「聞き為し」(そのように聞く)と称する。
 「てっぺんかけたか」とほととぎすは鳴き、「つくつく法師」と蝉は鳴き、「つづれさせ」と蟋蟀(こおろぎ)は鳴く。
 が、文献を見るかぎり、鴬が「法華経」(『仏説 妙法蓮華経』の略称)と鳴くようになったのはそう古いことではない。
 古い鳴き声では『出雲風土記』の「法吉の郷」の条に

宇武加比売命(うむがひめのみこと) 法吉鳥(ほほきどり)と化(な)りて
飛び度り、此処に静まりましき。
故(かれ)、法吉(ほほき)といふ。
とある。「法吉の郡」の名の由来であるが、「法吉鳥」は鴬であろう。千三百年の昔、鴬は「ほほ きち」と鳴いていたと思しい。
 平安の頃、多くの歌に鴬は詠まれるが、その鳴き声を詠じたものはわずかである。『古今和歌集』巻第十九の俳諧歌に
むめの花みにこそ来つれ鴬の
ひとくひとくといとひしもをる
 という読人知らずの歌がある。どうやら平安朝の鴬は「ひとく 人来人が来る」と鳴いていたようである 室町時代、本願寺の蓮如上人は、臨終を目前に
空善クレ候ウクヒスノ声ニナク
サミタリ コノウクヒスハ 法
ホキヽヨ トナク也
と仰せられたと『第八祖御物語 空善聞書』にある。蓮如上人の耳には「法を聞け」と響いたのである。
 明確に「法 法華経」と記されるのは近世に入ってからである。
 俳諧書『毛吹草』に、
鴬の声にや誰もほれげ経
とあって鳴き声を「法蓮華経」に通わせ、また『本朝食鑑』にもその鳴声を、
あるいは宝法華経、皆声調によっての言なり
と記している。
 鳴く鳥そよぐ風、はたまた鐘の音をことばとして聞いてきた先達の心をあらためて思いおこし、今一度「法を聞け」という自然のよびかけに心を向けるときではないだろうか。

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