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生活の中の仏教用語

生活の中の仏教用語 - [259]

修羅

「修羅」
木村 宣彰(きむら せんしょう)(仏教学 学長・教授)

 現代に生きる者は一日としてキーボードから離れられない。いつもパソコンやケータイのキーを打ち続けている。これほどキーボードが生活に浸透してくると何か心身に影響を与えるのではないかと案じられる。
 数学者の岡潔(1901-78)は、まだこれほどパソコンが普及しない時代に、その著書『風蘭』で、「キーをたたけという判断がすでに衝動的」であり、実際にキーをたたく行為をすることは「一つ一つが修羅の行為なのです。修羅の行為をしているところは修羅道なのですから、したがって、悦びの光はけっしてさしません」と語っている。そのような修羅の行為によって「情緒の中心が枯れしぼんで、生きていこうという意欲がなくなってしまう。そのために自殺する人がいるのです」とまで警告している。
 この「修羅」という語は、梵語のアスラ(Asura)を漢字で表記した阿修羅の省略形である。インド神話に登場するアスラは、初めは善神であったが、後には帝釈天(インドラ神)と抗争を繰り返す悪神の名となる。「阿修羅の如く」とは、帝釈天と激しく闘争する阿修羅の勢いを言い表している。この阿修羅の性格から、その世界を「阿修羅道」といい、衆生が業によって流転する六道(天・人・阿修羅・畜生・餓鬼・地獄)の一つとされる。阿修羅道は、「瞋・慢・痴」すなわち〈いかり〉〈おごり〉〈おろかさ〉の三つの心を原因として生ずる世界である。その一方で、阿修羅を仏教の守護神として八部衆の一つに加えている。このように善悪が対立し葛藤する阿修羅の性格は、その面相に表れている。奈良・興福寺の阿修羅像が、その典型であり、あの面立ちに葛藤する内心の苦悩が特によく表れている。
 芝居はともかくとして、決して遭遇したくないのが「修羅場」である。若者はこの「修羅場」を語源として新語「修羅(しゅら)い」を考え出した。最悪の状態に追い込まれた時に使用するようである。
 キーをたたき続けると修羅道に堕するとの賢人の誡めを聞くと、私は「マジ修羅い」と思う。時には毛筆で一文を認(したた)めようかと思っている。

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