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生活の中の仏教用語

生活の中の仏教用語 - [240]

沢庵

「沢庵」
沙加戸 弘(さかど ひろむ)(国文学 教授)

 彼が創始したから、という伝説の真偽はともかく、大根を生乾しにして糠と塩とで漬けて圧石(おもし)をかけた、漬物の代表とも言うべき食品を、沢庵あるいは沢庵漬と称するのは、近世初期の臨済禅の名僧沢庵宗彭(そうほう)に由来する。
 沢庵宗彭は但馬に生れ、堺の南宋寺から京都紫野大徳寺の住持となり、寛永六年(1629)紫衣(しい)事件で幕府と対立、出羽の国に流されるが、寛永九年に赦されて帰洛。三代将軍徳川家光の帰依を受けて江戸品川に東海寺を建立、開山となる。無欲恬淡放浪の癖やまず、東海寺の門には、ややもすれば寺を出ようとする沢庵を留めるため、領内の民が毎夜門内を向いて番に立ち、これを沢庵番と称した、と伝える。
 この伝説ははからずも、領内の民の尊崇を一身に集めた沢庵の人柄をよく伝えているが、こうした人柄が恐らくは沢庵漬の名と関わるのであろう。
 名の由来、彼が創始したからである、との説は『本朝世事談綺(ほんちょうせじだんき)』等、彼の墓石が漬物の圧石に似ていたからである、との説は『書言字考節用集(しょげんじこうせつようしゅう)』が伝える。
 近世から明治・大正と伝えられた本来の沢庵漬の漬糠は、糠一升に塩三合、というとんでもないものであるが、たしかにこれで漬けると三十年や四十年、びくともしない。
 近時は梅干でさえ減塩の声やかましく、「開封後は冷蔵庫に」と記載がある。
 物の本によれば、現在即席の食品を除いて、最も添加物の多い食品は、蒲鉾の類、腸詰の類、明太子、そして漬物の四種であるという。
 実際に自分で漬けてみれば、まこと自然であると納得がいくが、漬物は毎日味が変わる。発酵食品であってみれば、生物のかたまりであるわけだから、当然と言えば当然のことである。
 それを、年中同じものを、同じ味でという欲が、いかに不自然かは論ずるまでもない。
 あまりにも自然のなりゆきから離れてしまった我々の生活を見て、禅師は沢庵番を振切るしかないのではないか。

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