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生活の中の仏教用語

生活の中の仏教用語 - [214]

劫

「劫」
木村 宣彰(きむら せんしょう)(教授 仏教学)

 亀の甲より年の劫。これは「亀の甲」と「年の劫」との語呂をあわせた洒落であるが、年長者の智慧を尊ぶべきことの譬えである。齢とともに積んだ経験の貴さ、年功の大切さを言おうとするので「年の功」とも書くこともあるが、もとは「年の劫」である。
 仏教が説く時間のうちで最も長いのが「劫」であり、最も短いのが「刹那」である。最長の時間の単位 である「劫」は、梵語のkalpa(カルパ)を「劫波」と漢語の音で写 したのを略して用いているのである。では「劫」とは、どれほど長い時間であろうか。実は永遠と言ってよい程であり、我々の日ごろの経験的な時間の数では到底、言い表わすことはできない。そのようなとき仏教では比喩を用いる。仏典では、四十里四方の大石を、いわゆる天人の羽衣で百年に一度払い、その大きな石が摩滅して無くなってもなお「一劫」の時間は終わらないと譬えている。また、方四十里の城に小さな芥子粒を満たして百年に一度、一粒ずつ取り去り、その芥子がすべて無くなってもなお尽きないほどの長い時間が一劫であるという。この比喩を「磐石劫」「芥子劫」といい、『雑阿含経』や『大智度論』など多くの経論に説かれる。さらに「劫」の永さを強調し、終わりのないくらいの長い歳月を「永劫」という。『無量 寿経』に「兆載永劫」とあるように、これも仏教語である。ここから「未来永劫」とか「永劫回帰」などの言葉が生まれた。
 与謝野晶子に「劫初よりつくりいとなむ殿堂にわれも黄金の釘一つ打つ」という有名な歌がある。劫初とは『観無量 寿経』に「劫初已来」とあるように、永遠の昔に世界が成立した当初のことである。無始已来、絶え間なく続けられてきた人類の営為である文化・芸術の偉大な殿堂に私も黄金の釘を一本打つように新しい活動をしたいという意気込みを示す感銘深い歌である。
 ところが、私たちは「劫初已来」「未来永劫」などと聞けば気後れする。このような心持ちのことを「億劫」という。長い時間の努力を億劫がり、煩悩のままに生きる私たち凡夫にとっての救いとは、常に如来の大悲に照らされていると気づかされ、感謝の生活を送ること以外にはない。

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