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生活の中の仏教用語

生活の中の仏教用語 - [209]

浄瑠璃

「浄瑠璃」
佐々木 令信(ささき れいしん)(教授 平安貴族の世界・日本仏教史学)

 「浄瑠璃」とは、もともと東方にある薬師如来の浄瑠璃浄土にちなむ語である。「浄」とは清らかなという意味であり、「瑠璃」とはサンスクリット語の ヴァイドゥーリヤの音写で青いサファイヤのことである。薬師如来の浄土はこれらの宝石に荘厳(しょうごん)されているといい、瑠璃光世界とも言う。
 軍記物語である『平家物語』巻第二に「或東方浄瑠璃医王の主、衆病悉除の如来也」というくだりがある。『平家物語』は、平家一門の栄枯盛衰を描き、仏教の因果観・無常観を基調とし、調子のよい和漢混淆文に、一種の対話を交えた散文体の叙事詩であるが、この文は、平康頼入道の帰洛祈願の祝詞にみえる。熊野速玉宮の本地仏であり、東方の浄瑠璃世界にあって衆生の病苦を救うという薬師如来に祈願するのである。このように薬師如来は古来より衆生の苦しみを救う「医王」として信仰されていた。
 ところで、現在「浄瑠璃」といえば人形遣いで知られる浄瑠璃を思いおこすであろう。語り物の歴史の中では、琵琶の伴奏で社寺の霊験譚や『平家物語』などの合戦物、民間伝承を題材に語ってきた中世の琵琶法師が浮かぶ。しかし実は、鎌倉時代、琵琶法師が行っていたような伴奏のある語り物はまだ少なく、多くの語り物は伴奏の無いものであった。そのうちの一つに恋物語『浄瑠璃御前物語』があり、民衆の間で評判となってたちまちに広まり、これ以後このような語り物を「浄瑠璃」と呼ぶようになる。その後、江戸に入る頃、三味線や歌舞伎が結合され、現在の浄瑠璃の形ができてくるのである。
 『浄瑠璃御前物語』は、源氏の御曹司、牛若丸が東国に赴く途中、三河国(愛知県)矢作(やはぎ)の宿の長者の娘である浄瑠璃御前と恋に落ち、ついには結ばれる、という物語である。ここに登場する女主人公が浄瑠璃御前と呼ばれるのは、薬師如来に願って子を授かった長者が、薬師如来の浄土である浄瑠璃世界にちなんで命名したからである。
 ひとびとの苦しみを癒す薬師如来の信仰は民衆に深く根ざし、その浄土の名は日本語の中に音曲の名として定着した。
 京都府相楽郡加茂町にある「浄瑠璃寺」も薬師如来の浄土世界を讃仰して表現したものとして著名である。

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