ここからサイトの主なメニューです
  • 大学概要
  • 教育情報の公表
  • 入試情報
  • 新着一覧
  • 文学部 (2018年以降入学者)
    • 真宗学科
    • 仏教学科
    • 哲学科
    • 歴史学科
    • 文学科
    • 国際文化学科【2021年度募集停止】
  • 社会学部
    • 現代社会学科
    • コミュニティデザイン学科
  • 教育学部
    • 教育学科
  • 国際学部 (2021年4月新設)
    • 国際文化学科
  • 文学部 (2017年以前入学者)
    • 真宗学科
    • 仏教学科
    • 哲学科
    • 社会学科
    • 歴史学科
    • 文学科
    • 国際文化学科
    • 人文情報学科
    • 教育・心理学科
  • 大学院文学研究科
    • 真宗学専攻
    • 仏教学専攻
    • 哲学専攻
    • 社会学専攻【2019年6月廃止/修士のみ】
    • 仏教文化専攻
    • 国際文化専攻
    • 教育・心理学専攻
  • 短期大学部
    • 仏教科【2019年6月廃止】
    • 幼児教育保育科【2019年度募集停止】
  • 教員一覧
  • 学習支援
  • 地域連携
  • 国際交流/語学学習
  • 就職情報/キャリア支援
  • 学生生活サポート
  • クラブ活動
  • 学術研究
  • 生涯学習講座
  • 高大連携
  • 教員免許状更新講習
  • 校友活動
  • 図書館
  • 博物館

Home > 読むページ > 生活の中の仏教用語 > 阿鼻(無間)地獄

生活の中の仏教用語

生活の中の仏教用語 - [196]

阿鼻(無間)地獄

「阿鼻(無間)地獄」
一郷正道(いちごう まさみち)(教授 仏教学)

 地震や洪水などの大災害の惨状を“阿鼻叫喚“と表現することがあるのはこの語がもとである。
 阿鼻はサンスクリットaviciの音写語で、無間と訳される。無間とは苦しみが間断無いことをさす。
 仏教では、我々人間の住むこの世界も輪廻の一境涯であると説く。死後、天界に、又、地表の餓鬼・畜生或いは再び人間として、あるいは地下の地獄の境涯に生まれるとする。
 いずれの境涯に転生するかは、行為は必ず結果を生み、しかも自業自得であるとする因果の法則に従うのである。すなわち、善業が好ましい安楽な結果を生み、悪の行為から好ましからぬ結果が生ずる。こうして成立する輪廻の世界は、道徳的善悪の世界である。
 元来、地獄の思想、信仰は、チグリス・ユーフラテス河流域に起源をもち、インドへ入りその観念が鮮明になった。死者の王ヤマ(閻魔)が死者の行為を裁き、罪人が種々の苦しみを受ける、という。この死後審判の思想が仏教にもとり入れられた。
 地獄説の内容、展開は、経論により複雑多岐であるが、日本では平安中期の源信が『往生要集』に詳しく説いた八大地獄の説が一般的である。
 それによると阿鼻地獄は一番下層にあり、父母殺害など最も罪の重い者が落ちる。そこへの落下に二千年も要し、四方八方火炎に包まれた、一番苦痛の激しい地獄である。
 その罪人が歎じている一句がある。

我今無所帰 孤独無同伴
(我、今帰する所なく孤独にして同伴なし)
 これは、現代人の孤独地獄を予見しているかの如き描写ではないか。
 我々現代人は、今生において、また死後において帰るべき所、迎えてもらえる場所を確保しているであろうか。真の同伴者にめぐりあえているであろうか。そうでなければ、地獄の住人とかわらないのである。
自然環境との共生を断ち、心から喜び悲しみを共有できる家族、他者との命の連帯を忘れているかに見える我々に、命のふるさとがあるであろうか。命を物質扱いし、過度の競争社会で自己確立を目ざした我々の往き先は、阿鼻地獄であろうか。

Home > 読むページ > 生活の中の仏教用語 > 阿鼻(無間)地獄

PAGE TOPに戻る

ここからサイトの主なメニューです