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生活の中の仏教用語

生活の中の仏教用語 - [194]

布施

「布施」
一郷 正道(いちごう まさみち)(教授 仏教学)

 ワイロを贈ったり、取ったりの犯罪行為が絶えない。金品の授受のみならず、日常の善行の中ですら、見返り、便宜供与が当然視されているかのようである。そんな風潮の中、仏教の布施の精神に思いをいたす。
 「布施」は、梵語「ダーナ」の訳語で、檀那、旦那と音写される。今、布施は、仏事を執行した僧への謝礼としての金品、したがって、檀家から寺へ包むもの、と理解されている。また、「ダーナ」は、「与える、施す」が原意であるから、「旦那」は、財産家、主人、夫、パトロンをも意味するようになった。
 ところで、布施は、仏教修行者・菩薩(ボサツ)の修行の徳目(六種の完成行(ハラミツ))の一つで、外に向けての社会的行為といえる。それは、物惜しみと貧困を打ち破り、大きな財と福徳の資財を獲得させ、財産への執着を除き、人々を利益するものでなければならない。布施行には、法施と財施と無畏施の三種がある。法施は、説法することで、説法によって人々の善根が育成される。法施が三種の中で最も重要である。財施は身体の物質的支えとなり、無畏施は心の心情的支えとなるもので、人々との応接において怖れを除くことである。
 また、布施という行為は、施者、受者、施物という三者が相縁ってかりそめに成り立っているにすぎない。施者は、受者と施物があってはじめて施者たりうるし、受者も施物も同様である。そのように考える時、三者いずれに対する執着や計らいを離れた無私の布施こそすぐれた完成行になると言える。
 この程度のものしか提供できない私なのに、感謝、見返りを要求してしまう私であったのかと、そこでは「私」のあり方が問われる。もらっていただく、ありがたく頂戴する、というように「私」が否定された形で行われるべきものこそ仏教で言う布施であって、そこには、見返りなど期待する要素はない。
 福祉の博愛、ボランティア活動におけるその行為の義務化、学校教育における単位化、という流れを耳にするが、右の如き布施の精神が生かされるべきではなかろうか。

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