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生活の中の仏教用語

生活の中の仏教用語 - [191]

中陰

「中陰」
一郷 正道(いちごう まさみち)(教授 仏教学)

 「中陰」という語は、四十九日の満中陰法要、忌明けの儀と結びつけて使用されている。梵語「アンタラー・ブハヴァ」の訳で「中有(ちゅうう)」とも訳される。この中有・中陰は、実は一つの生命体であり、中有身とでもいうべきものである。
 輪廻転生を信じていた古代インド人は、肉体が死滅した瞬間(死有)から次の生が誕生する瞬間(生有)までの生命体の連続を保つアートマンの存在を考えた。輪廻の主体は無いと考える仏教徒は、この考えを容認することができず死から生までを中有と呼ぶ苦しい解釈を考え出した。
 中有は、上限七日間存続し、その存続を七たび(七七日(しちしちにち)間)は繰返してもよしとした。その間に新たな生命体に適わしい母胎をさがす必要があり、それに要する移動期間、タイミングとしてその日数を考えたらしいが、七の根拠は不明である。その中有は微細な心身から構成され、凡人の肉眼では見えない。過去の業の結果として神乃至地獄のどの境涯を得るかはすでに決定している。適わしい母胎を発見するや、その中有の心(識)が、精子と結合した卵子に入り込み、その瞬間に新たな生命を誕生させるという。
 ところで、中陰法要は、死の不浄観から生ずる穢れや忌を払拭する儀式とみなされ七日毎四十九日まで厳修される。が、忌明けを五十日とする説もある。元来、中有に穢れとか忌の観念はなく、四十九日目に生まれ変わるという考えもなく、中有を認めない学派もあった。したがって、インドの中有の思想が中陰法要に直接するかどうかは不明である。中陰法要は、日本民族の習俗というべきか。そうであれば慣例的に仏教寺院で営まれている中陰法要の新たな意義を見い出すようにしたい。
 近親者の死に遭遇し悲嘆にくれる遺族知友が、仏教の教えに依ってその死を理性的に受けとめる。それによって心にうずまく種々な感情を和らげ、新たな生活へふみ出すけじめの儀式として解するならば、それはあながち無意味なことではなかろう。そこに霊、穢、忌といった観念を介在させぬよう心すべきであろう。

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