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生活の中の仏教用語

生活の中の仏教用語 - [148]

変化

「変化」
藤田 昭彦(ふじた あきひこ)(教授・心理学)

 「園長先生、見て」と興奮しながら4歳児クラスの女児が部屋に入ってきた。身体に端切れをたっぷりと巻きつけ、頭にも鮮やかな色の布を載せている。「私はお姫様、こんにちは」とすまして挨拶をする。後には日頃やんちゃが過ぎる男児が同じような扮装をしながら、「ぼくはお姫様」と何のてらいもなくいう。
 廊下の真ん中に陣どった子どもたちは端切れが詰まったかごを持ち出して、それぞれに意匠を凝らした扮装に余念がない。通行の妨げになるのもお構いなしである。廊下で追いかけっこをする子どもたちは、いつもと違うスラロームを楽しむかのように、その固まりにぶつかりもせず走りぬけていく。
 幼児たちは変身したり、また日頃の遊びに変化をつけるのが大好きである。心が倦めば一層刺激的な変化を求めるのがおとなの習いではある。でも子どもたちは遊びの中で、さまざまな代理体験をしながら本当に変身して発達変化を遂げるのである。幼稚園のような場で友だちと一緒に多種の社会の役割を疑似体験することで、より健全な人間になっていくのだと思うのである。
 仏教では「変化(へんげ)」は、仏性が種々に形を変え姿を現すことをいう。そこから不思議の兆しや神通力によって作り出されたもの、さらには妖怪の類までも指すようである。救いの求めがあると現れ、おさまれば消えるという。
 想像力に満ちた幼児たちはいつでも、老若男女はもちろんのこと、犬や虎に、また大きな岩やロケットに、思いのままに成り変わる。心底成りきっているその姿は、菩薩の境地もさぞかしと感じさせるものである。でも、空想癖が非難され、おとなになるにつれて変化が終息し、変わることのできない存在となる。
 わたしたちは人生の最期をどのような姿で迎えるのだろうか。社会がうつろう中で適切なモデルを見いだせず変身の願望のみが身内にうごめき続けるのだろうか。おぼつかないことであるが、子ども時代の幸せをかみしめてみたいものである。

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