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生活の中の仏教用語

生活の中の仏教用語 - [136]

名声

「名声」
藤田 昭彦(ふじた あきひこ)(教授・心理学)

 幼稚園にいると絶えず、話し声や笑い声、叫び声、それに小学校以上になるとあまり聞くことのない泣き声までが聞こえる。先生は幼児の声に敏感であり、子どもたちもまた先生の声にすばやく反応する。ある行事で司会をする先生の声に、3歳の男児が興奮して、「まあ、かわいい声」と感動していた。声音はなかなか文字にしにくいが、かわいい声が幼児を魅了し、名声を博することに気づかされた。
 幼稚園の先生は、にぎやかな保育室を静かにさせて、子どもたちにいきわたるように話しかけるのである。そして、先生が投げかけたことばに口々に答えようとする子どもがいる。一見すると、やかましくて何も伝わっていないかのようである。でも、昨今いわれる大学生の授業時の私語とは質的に全く異なるように思える。
 私語の世界に入り込む大学生にとっては、教壇に人がいないに等しい状態である。しかし、幼児たちが他を押しのけてでも話そうとする声は、まさに先生に応答して何とか聞いてもらいたいというところから出てきている。緊密なコミュニケーションがそこにあり、先生の声とその存在がいかにも大事な要素になっている。
 名声(みょうしょう)とは、仏教の世界でも評判や誉れをいうのであるが、仏を言い表す「名号」という理解もなされる。声が伝えるのは、尊き仏の教えであり、耳を澄まして聞き入ることになる。「声聞(しょうもん)」とはこのこと、そしてそうする人を指している。
 声の魅力が人を惹きつけるのはいうまでもないが、声が運んでくれる大事なことを忘れてはならない。荘厳な雰囲気の中で荘重な声音によって執行される仏教儀式はいまや、経典を読誦する者以外には、そこにこめられた仏の教えが伝わりにくくなっている気がする。
 素読の習慣もたち消え、経典の文章が見知らぬ外国語であるかのように受け止められる現代だが、大事なことがらを文字にしたためるだけでなく、もっと声にあげて確かめることがあってよいと思うのである。

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