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2015年度新着一覧

2016/02/18【学生生活サポート】

2015年度 第2回テイク懇談会を開催

本学では、身体に障がいのある学生に対し、ノートテイク(筆記通訳)等の各種サポートを実施しています。テイカーは本学の有償ボランティア学生であり、自分の時間割の空き時間を活用して、利用者のサポートにあたります。よりよいテイクのあり方を考えるために「テイク懇談会」を各学期ごとに開催し、テイクに関わる学生が交流を深めています。
本年度第2回目となるテイク懇談会を2016年2月2日(火)に開催し、テイカー4名、利用者2名、職員4名の合計10名が参加しました。今回はいつもより参加者が少なかったのですが、初めて顔を合わせる利用者やテイカーとも距離が近く、打ち解けた雰囲気で懇談会は進みました。
テイカーになったきっかけとして、「体が弱く多くの人に助けられてきたので、自分も人のために恩を返したい」、テイクをやって良かったこととして「自分の学科以外の人とも仲良くなれるきっかけとなった」、「普段から話を聞くときに集中力が上がった」など仲間づくりや成長につながる姿が見受けられました。
テイカーを増やすためのアイデアとして、テイカー募集のポスターをもっと目立つようにしてはという意見がありました。また、2015年11月に行った外部講師による「ノートテイカー養成講座」に参加したテイカーは、当日の講座の様子を報告し、「略字・略号にはルールがあることを知り、体言止めで簡潔に記すなど要約筆記のコツがわかって良かった」などの感想もありました。本学で実践するノートテイクは聞こえてきたことをそのまま書き取るのが原則ですが、この講座でテイクの技術を向上させるヒントを得たようです。

ノートテイカー養成講座受講者からの感想

ノートテイカー養成講座受講者からの感想

「テイカー」か「授業の受講者か」ということは、先生方にとっても一見わかりづらいようです。テイカーではなく同じ授業を受けている学生が利用者をサポートしていたところ、先生がテイカー(受講者ではない)と思って出席カードを渡されなかったことがあった、と話題になりました。どのようにテイカーであることを目立たせればよいか、参加者同士で考えました。逆に、利用していることをあまり周囲に知られたくない利用者もいると思う、という意見もありました。
当懇談会で様々なテイクのあり方を検討してきました。そのひとつである「iPadを利用したテイク」はまだ実現していませんが、参加者は展示しているiPadにも興味を示していました。

  • より良いテイク制度を考え意見を出し合う

より良いテイク制度を考え意見を出し合う
iPadに触れる参加者

今回参加した利用者2名は両名ともこの春卒業予定で、特に4年間のテイク利用に関する所感を述べてもらいました。ノートテイカーの技術が上がってきたことなど、テイカーにとって、一層励みになるような嬉しい感想がありました。
今後も学生の皆さんと教職員で力をあわせ、よりよいテイクを目指してしていきます。
障がいのある学生が充実した大学生活を送ることができるよう、今後もテイカーの存在はとても大切です。来年度もオリエンテーション期間中には、「障がい学生サポーター募集説明会」で、本学が実施する障がい学生サポート全般について説明する予定です。さらに、4月中旬に「テイカー募集説明会」も開催しますので、関心のある方はどうぞご参加ください。
なお新規テイカーは随時募集をしています。この記事を読んで少しでもテイクに関心を持った方は、大谷大学教務課・学生支援課窓口まで気軽にお越しください。

【学生支援課/教務課】

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