2003年度受講講座
『討入三百年－かたちは今も仮名手本　昔語を忠臣蔵－』ほか

初めて公開講座に参加したのは、４年前に勤めていた会社を辞めた頃でした。 人生も半ばを過ぎ、今までにないような時間を持ちたいと思ったのがそもそもの動機でした。

それまでビジネスの世界にいた私は数字に追われる毎日で、目にするものは 経済や政治に関するものがほとんどでした。そこで、この機会に実生活から少し離れ、今までに余り触れたことのない世 界史や古典文学、それに宗教哲学といった、より広い世界のことを勉強しようと思いました。

また、阪神大震災を経験し、人の存在とか生死について考えていたそんな時、 大谷大学の講座に出会ったのは幸運でした。友人からは「浮世離れしている。」 とからかわれますが、受講した印象は非常に新鮮なもので、目の覚める思いがしました。時おり、高校時代の漢文や古文の時間を思い出し、懐かしく思うこともありました。

全く予備知識が無く、時にはトンチンカンな質問をしても、懇切丁寧に解説していただいた先生方には感謝の気持ちで一杯です。元々スキルアップを目指すといった気持ちではなく、一度限りの人生『なんでも見てやろう』的な動機で始めたので、何を聞いても興味が湧き楽しいです。 これからも出来るだけ多くの講座に参加して知識を広めたいと思います。