地域連携

WA(わ)のこころ創生プロジェクト

プロジェクト概要

北区の4大学(大谷大学、京都産業大学、佛教大学、立命館大学)と、伝統文化の担い手や寺社、北区役所が連携して、「WA(わ)のこころ創生ネットワーク会議」を組織し、自然への深い感謝の念や繊細なおもてなしの精神など日本人が大切にし、受け継いできた日本のこころを次世代に継承する取り組みを進めています。
本学は、構成団体として、文化事業を通じて、北区民のくらしに文化が息づく「こころの創生」の実現に貢献しています。

これまでは、文化体験や文化ツアーを行っていた本事業でしたが、新型コロナウィルス感染拡大に伴い、オンラインを活用した取り組みの実施を事務局を中心に模索していました。松川ゼミでは、地域連携の取り組みとして、ネットワーク会議に今回の取り組みの提案を行い、実施に至りました。事業名の「WA」は、「和」「輪」「わ」など、解釈の仕方で創造性が広がるよう、あえてアルファベット表記になっています。
活動の様子が「市民しんぶん 北区版」(第327号 2023年3月15日)で紹介されました。

2022年度 活動報告

取り組み2年目となる今回は、「自然への深い感謝の念や繊細なおもてなしの精神など日本人が大切にし受け継いできた日本の心を次世代に継承していく」というプロジェクトのモットーに則り、1)学生の視点から、北区の魅力を伝える。2)「魅力」の紹介に留まらず、日本人特有の精神文化や価値観といった「WAのこころ」とは何かを問題提起する作品をつくるという方針で映像制作を企画し、曹洞宗鷹峰山源光庵と敷地神社(わら天神宮)の2箇所を選びました。

源光庵では、「悟りの窓」や「迷いの窓」など、地元民が知る美しい風景から得られる視覚的魅力や歴史を映像を通して伝えること、ご住職に「源光庵と地元との繋がり」、「ご住職がどのような思いで地元の人々に寄り添ってきたか」を語っていただく、視覚ではあらわせない「禅のこころ」、「鷹峰という土地への想い」といった「こころ」の部分も区民の方々に知ってもらうことで、北区民ならではのWAのこころを感じてもらいたいという方針で映像制作に取り組みました。

敷地神社(わら天神宮)では、「ご社殿」や「お守り」など、地元民が知る美しい風景やお守りから得られる視覚的魅力や歴史を、映像を通して伝えることをめざし、神主様に「敷地神社と地元との繋がり」、「神主様がどのような思いで参拝者の人々に寄り添ってきたか」を語っていただきました。

制作した2本の映像は、下記「京都市公式YouTubeチャンネル「きょうと動画情報館」よりご覧いただけます。

京都市公式YouTubeチャンネル「きょうと動画情報館」

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