研究内容

ベストセラー小説やエンターテインメント小説に興味があり、そこから探偵小説を研究するようになりました。近年は専ら、探偵小説が文学ジャーナリズムの中で果たした役割を考えることで、文学史を捉え直そうと試みております。今後は、恋愛小説や時代小説などのジャンルにも手を広げて、より立体的な文学史叙述を構築できたらと考えております。

主な担当授業科目

文章表現学/文学鑑賞

所属学会

日本近代文学会/昭和文学会/日本文学協会

経歴・活動歴

立教大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期課程修了。博士(文学)。現在、大谷大学文学部任期制助教。

主要著書・論文

論文

  • 「再編成される〈探偵小説〉——一九二三年以前の『新青年』における「高級探偵小説」イメージをめぐって」
  • 「「大衆」に読まれるために——一九二六年周辺における大衆文学言説の形成と探偵小説ジャンルをめぐって」
  • 「通俗小説が架橋する探偵小説と〈文学〉——探偵小説文壇における芸術規範の最盛期」
  • 「古き〈芸術〉へのエレジー——探偵小説史における江戸川乱歩「パノラマ島奇談」の位置」
  • 「変質する「変態小説家」——江戸川乱歩「陰獣」をめぐる言説空間の展開」

関連情報