研究内容

美術教育において(1)「いかにして分かりやすい方法で教えるか」(2)「いかにして美術が好きで得意な教師を育てるか」(3)「生涯学習につながる鑑賞教育はどのようなものか」をテーマ・関心とし、実践研究をすすめています。
 
  1. 美術教育における「授業のUD(ユニバーサル・デザイン)化」の方法論的研究
  2. 美術教育における教師教育の方法論的研究
  3. 美術教育における鑑賞活動の方法論的研究
 
美術館教育にも大きな関心があり、美術史や芸術学などの視点も含め、より実践的な鑑賞教育のあり方を探究しています。

ゼミ紹介

ゼミでは主に、将来美術教育に携わる教師に必要な理論や実践的方法について学びます。
美術教育と言うとイコール「表現(創作)」と思いがちですが、表現の素地になるのは「見る力」、すなわち鑑賞力です。
そこでゼミでは、鑑賞活動を重視しつつ、美術教育に必要な知識とその活用について、実践的観点から学んでいきます。

主な担当授業科目

教育・心理学演習/初等科教育法(図画工作)/教科(図画工作)

所属学会

大学美術教育学会/日本美術教育学会/美術科教育学会

経歴・活動歴

1991年~1999年大阪府公立中学校教諭、2006年大阪教育大学大学院教育研究科美術教育学専攻修士課程修了、~2014年大阪教育大学附属平野中学校教諭・附属高等学校平野校舎教諭、~2017年至学館大学健康科学部教育学科准教授、2018年大谷大学教育学部准教授 現在に至る

主要著書・論文

著書

  •  『図画工作・基礎造形—美術教育の内容—』
  •  『教科教育シリーズ 教科教育のフロンティア—インクルーシブ教育をめざして—』
  •  『教科教育シリーズ 図画工作・美術科教育の理論と実践 新しい表現と鑑賞の授業づくりをめざして(第7巻)』

論文

  •  「教育実習指導の効果を高める教育方法(第Ⅰ報) —図画工作科における「授業のUD化」を意識した学習指導案の指導過程を通して—」
  •  「ESPアプローチ(目的別英語)による伝統絵画の鑑賞教育法 ─日本と中国の花鳥・山水画を事例として─」
  •  「大学教育における各種領域での英語活動導入の可能性(Ⅰ)—義務教育段階の美術鑑賞学習の事例を通して—」
  •  「異校園種連携で支える幼稚園児の鑑賞共有表現活動(Ⅰ)—中学校美術科・鑑賞領域と幼稚園・表現領域のクロスカリキュラム—」